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暴風域につま先で




嵐の到来です。することのない休日ほど退屈はありませんが、そんな日は年に一回くらい必要な気がして今日も思考を停止して空中に視線を突き刺して時間を食い荒らしています。島袋です。




オトモダチ、には最近出くわさない。それが良くも悪くも、現状のバランスを保ってくれていることを深く実感しております。



昼の星、それが流れるこの部屋でふと思い返す。あの桜並木、川沿いの道を走る自転車、平行に走る背中には哀愁、不要なものは同情。隠れた涙。暑さ交えた夜風にはお別れの呼吸。あの時の月は美しかったけれど、それを敢えて口にするならば、今とは違う今を過ごしていたはずだろう。帰路の分かれ道。手土産にした桜の小枝は枯れてしまった。きっと、約束は破られることをその時に僅かながら感じ取っていたのかもしれない。先の未来など分からない、それでも今まだあの風景を思い出すあたり、未練という重い枷を、手足首に巻きつけてここまで来てしまったんだろうなと思います。




どんなに元気でもお腹は空くし眠くもなる。もう描けなくなってしまった絵も、思想も、何もかもをあの時そこに置き去って私だけは進まねばと多少無理をして生きているんだろうな、そう思わなければ動いていられなくなる。今はそんな心境です。情けなくも格好付けて、そうやって意地を張り続けている、そう感じます。




おげんきですか、拝啓わたしの分身のようなあなた。







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