発展途上地点
■セメントハート
19/02/02 12:27
1の言葉

 
まだまだ、途中。
新しいマルチライナーは、ドイツ製を買いました。日本製は繊細で何の申し分もない製品だけど、唯一、私の筆圧で段々とペン先が潰れちゃうんだよね…。さすがは海外製品、すごく丈夫。でも、繊細さはやっぱり欲しいから、顔を描いたりするのは日本製。


描きたいのは漫画じゃないって気付いて、やりたいのは介護って理解して、それでも仕事場が嫌いになってしまったら、この気持ちの宛てはどこになるんだろう。
私の人生、好きなことをやればいいよって、家族は後押ししてくれるけど、これっていう決定打が無かったら、きっとたくさんの人に迷惑をかけてしまう。

本当は、少しだけ眺めの休みを貰って1ヶ月とか2ヶ月、日本中を旅行しながら、美術館や博物館や、もっと知らない何かを見たり聞いたりして、色々な人と話をして、新しいものの見方を見つけたい。
けれど……、それって只の我儘だよな。それで絵が上手くなる保証も無いし、今の現状からちょっと離れたいと思ってるそれだけのこと。わかってるんだけど。

きっと、また、絵の仕事を目指して、辛くなって逃げ出してしまう。多分、自分でそれが怖いんだ。



「命に嫌われている」って曲を、多めに聴きながら、この絵のペン入れしてました。
勝手ながらデッドプールとウェイドに似合う曲だと思ってしまった。

不死身な彼は、きっと命に嫌われてしまったのだろうな、と。
……いや、それは違うか。

「君が生きていたならそれでいい」って素敵な言葉だよね。デッドプールがウェイドに言った言葉だと思う。

何か、こう……例えば歌とか、小説の一節を絵にしたい。漫画ではなくて、音楽や朗読を聴きながら無声劇を観ているような、ページをめくるだけで物語が進む(いや、それは漫画も一緒だが)ような、そんな、ものを作りたい。

「命に嫌われている」でデッドプールとウェイドの話、とか。「恋人のランジェ」で神護とアキュラスとか。

でも、それがうまく頭の中でまとまらなくてもやもやする。どう、表現したいのか、何がどうなってるのか。それを描けるように、なれたらな。
 



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