個人的感想を簡潔に書いていたり書いていなかったりします
文章力が備わっていませんので、非常に読み難いかと思います
ネタバレにご注意下さい








待望の江神シリーズ。直ぐに読むには勿体無くて大分寝かせてしまった。
9つの話が収録された短編集。日常の中での小さな事件を解き明かしたり、偶然聞こえてきた言葉を使って推理に興じてみたり、幽霊が出ると噂される建物に忍び込んでみたり…と、趣向を凝らした話ばかりで、読んでいてとても面白かった。熱く繰り広げられるミステリ談義も楽しめた。


火村シリーズ長編作品。とあるホテルで亡くなった男性の人生を紐解いていく物語。
アリスの単独捜査により、じわりじわりと紐解かれる男性の過去、明らかになる死の真相。ここ!という盛り上がりは無いものの、淡々とした中に面白い要素が沢山詰まっていて、有栖川先生の読みやすい文章も合わさって、700ページ強もある小説を難なく読めてしまった。
何時もの火村シリーズを期待していた人には物足りないかも。亡くなった男性に興味を持てないと読むのが困難になりそう。


力をつけた崎玉との試合、苦戦はしているけれど勝てない相手じゃない筈だから突破口を見付けて頑張ってほしい。牽制でアウト取られちゃったけれど、沖君が打って嬉しかったな。


着地点どころか、今後何処へ向かうのかさえ判らなくて、それが面白くもあり不安でもあり。
歌仙さんの存在がとても心強い上に、彼女自身がとても面白い。肝が据わっているというか何と言うか…。160ページの歌仙さんの台詞、思いも依らなかったから笑ったなあ。