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うちらみんなの宿題
2018.8.6 14:17 Mon

わたしがちいさかったときに【ラジオレポ】

話題:原爆を考える

今日は８月６日
作家の小川洋子さんが、ラジオで
この絵本を紹介されてました

2018年8月5日（日）10:00～10:30
Panasonic Melodious Library
番組サイトより転載googleweblight.com

「わたしがちいさかったときに」という絵本。
教育学者だった長田新の編集により刊行された原爆体験文集「原爆の子」、そして詩人の峠三吉が編集した「原子雲の下より」という詩集。
そこから選び出した詩や文章に、岩崎ちひろが絵を添えた1冊です。
広島大学の教授だった長田新は、1945年8月6日、広島に投下された原子爆弾によって被曝しました。
自らの体験により、戦後は平和運動にも積極的に参加。
原爆を体験した少年少女の手記を集め1951年に刊行します。
それが「原爆の子」。
出来ることなら忘れてしまいたいと思いながら、どうしても忘れることの出来ない父や母の死について綴る少年少女。
その言葉が胸に迫ります。

今年は生誕100年の岩崎ちひろさん。生前、平和への願いを絵や絵本をとおして伝え、特に1960年代後半から70年代前半には戦争をテーマにした3冊の絵本を手がけています。そのひとつが1967年の絵本「わたしがちいさかったときに」。その挿絵を描き上げた時、「戦争の悲惨さというのは子どもたちの手記を読めば十分すぎるほどわかります。私の役割は、どんなに可愛い子どもたちがその場におかれていたかを伝えることです」と語っています。そしてベトナム戦争が激しさを増していた1972年と73年に「母さんはおるす」と「戦火のなかの子どもたち」という絵本を発表。しかしその1年後の1974年8月8日、病のため55歳で亡くなっています。

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岩崎ちひろさんって生誕100年って知らなかったです
小さいころ岩崎さんのイラストが大好きで大好きで、絵はがきを宝物のように使わず大切に大切にしてました

さて番組をきいた感想ですが
今までふれてきた戦争の話とちがう何かを感じました
でも、それがなにか言葉にできません
戦争がおき原爆がおちると一般市民がどうなるか、子どもたちがなにを経験し、なにを想ったのか
切実にかつ直球につたえられてました
パニックのまま、ありのままおきてることを飾らない言葉で伝えてくれている
そんな印象
壮絶な経験のなかに
家族とは？わけあうとは？むきあいつづけるとは？人を敬うとは？支えあうとは？
そこから産まれる祈りとは？
考えさせられる作品です
機会があれば読んでみたい

一部紹介された内容をメモします

当時まん４歳
手記小学生４年生
原子爆弾が投下され
お父さんがなくなくるまでを綴る
この子は、原爆が投下され光った瞬間をこうえがいている
畑にお花をつんでいって閃光をあびた
「急に目のなかに針がたくさんはいって、どこかどこだかわからない」

当時まん5さい
手記小学生5年生
「毎月の6日には、わたしは、おじいちゃんとふたりして、おかぁちゃんに、会いにいきます。でもわたしには、おかぁちゃんの姿がどうしてもみられません。ただ納骨柱が静かにたっておられるだけなんです。」

当時小学校3年生手記
この子はお母さんと一緒に川から舟で逃げました
「舟のなかにわたしと同じくらいの女の子がのっていた
その子は大火傷をして苦しそうに、お母さんの名前を呼んでいる
突然　わたしの母に『おばさん、子どもここにいるの』とたずねました
その子どもはもう目がみえなくなっていたんです
母は『おりますよ』と答えました
その子は『おばさん、これおばさんの子どもにあげて』といって
その日の朝　自分のお母さんがこしらえたお弁当をさしだしました
母が『自分で食べないの』ときいたら
その子は『わたしもうだめ、それを、おばさんの子どもにたべさせて』といいました」

妹が７ヶ月でなくなった
当時小学校三年生
「妹は本当にかわいそうだとわたしは思います
それは、あの頃は空襲が激しかったので、夜になると家の外に明かりがもれるといけないので家のなかは真っ暗だったのです。
外にでても光はひとつもみえない
家も外もまっらやみだったのです。
妹は明かりというものを一度もみたことがなかったのです。」

ほかにも戦争のあとの生活苦、差別などなども手記されていると紹介されていました

番組の最後に流れた
元ちとせさんが歌う「死んだ女の子」の歌詞が衝撃すぎて忘れられない

歌詞googleweblight.com

そして絵本の最後には
峠三吉さんの詩が掲載されいるそう

「人間をかえせ」

ちちをかえせ　ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ

わたしをかえせ
わたしにつながる
にんげんをかえせかえせ

にんげんの　にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ

にんげんの　にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわをかえせ

Give me back My Father
Give me back My Mother
Give me back My Grandparents
Give me back My Children
Give me back Myself
Give me back My world
Bring back Peace
Brink back Peace

As long as Men
live in this World
bring back Peace
bring back Peace

今日も　ぽかぽか　まごころびより♪
読んでくれてありがとう*またね

▼つづき

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