これが一番、発行日最近みたようだったから……。
あの日あの時、阪神淡路の大震災の中を生きた方々やボランティアに行った者たちの口から出た、面白うてやがて哀しき、でも深い、“名言”や“新? 発見”の記録集です。
もはや笑うしか無いにせよ、どのみちどんな災難の中でも一旦生き残ってさえしまえば不幸を嘆き悲しみ泣いているだけじゃ人間生きてはいかれない、と言うのが良くわかる本です……。
ところで
この本の話の中に
阪神淡路の大震災被災者に対しての政府などのアホンダラ過ぎなダメ対応っぷりを告発している……と見せかけて実は、と言うネタが有るのですが
東日本大震災被災者の方がこのネタ見たら……「ちったあ成長ゆーもんみせぇやの、日本政府ーっっ!(広島弁訳)」ってなりそうで怖いってか、情けないです(苦笑)。
阪神淡路大震災って、知り合いのご婦人が経験者です
震度7の怖さは経験しないとわからないと、おっしゃっておりましたわ
歴史は繰り返すってなら、
政治系テロ(515事件とか228事件みたいなの)が起こっても不思議じゃ無いけど
皆、目線が下ってか自分よりも弱者に向かってる感じで、鬱憤晴らしに子供への虐待だの妊婦や子連れ、高齢者や障害者などへのバッシング等々に窮々としてるヤツが増えてるみたいだって辺りで、
国民自体がかつてよりかなりアレになってるのかも……。←
この本には個人的には『はだしのゲン』に通じるモノを感じました。
凄惨な記憶や体験とつい笑っちゃうような出来事が同時に存在してると言う。
生きる事、生き延びようとする事は笑う事でも有るのかもしれません。