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君となら どこまでも。


話題:幸せ

先日、24歳のお誕生日を、迎えました。


その前の日、彼といつものように電話をしていました
あーもうあと10分だね
そう電話口で楽しそうにカウントダウンしている彼。


ほんとに日付の変わる
3分くらい前、

ちょっと外でてごらん?

と。

まさか。とは思った
だけど、わたしと彼の家は車で一時間弱。
明日も仕事だし、いるはずない
そんな風に思いながら
急いで外へ出る。

玄関の、ドアを開けて見えた、彼の白い車

そして大好きな人の笑顔。

日付の変わるその瞬間、一緒にいてくれました。

おめでとうと誰より先に言ってくれた。

嬉しくて、ありがとうと彼に笑顔を返す。

その視線の先には、花束を持った彼が。

思わず泣きそうになった。

照れ屋でシャイな彼がわたしのために花束を持って会いに来てくれた
嬉しくて、嬉しくて。
そして彼はわたしを抱きしめながら
お誕生日おめでとう。美麗のとこが世界で一番大好きだよ
と。
思わず泣きそうになったのを
彼の肩越しにたえた。
なんて幸せなんだろうと。
間違いなくあの瞬間、わたしは世界中の誰よりも幸せだった。
だって、大好きな人がわざわざ自分のために
遠いところ、
明日も早いなか、会いに来てくれた。
こんなに誰かに思ってもらえるわたしはきっと、誰より幸せ。

一緒にいた時間は20分くらい。
行き帰りの時間の方が遥かに長いのに
直接おめでとうを言いたくて
ただ、それだけの理由のためにきてくれた。

わたしに出来ることはきっと。
1つしかない。


願いはただ1つ。

これから先もずっと一緒にいてね。

辿り着いたその先は。


話題:いままで と これから。


あの日から、もう5年が経つ。
わたしにもいろんなことがあったよ。

君と付き合っていた3年間と、
別れてからの2年間。

いろんなことがあって、
たくさん泣いて、悩んで、傷ついて。
そうして今のわたしがいる。

君に恋をしたことも
幸せだと、ずっと一緒にいたいと思ってたことも、
君を思って泣いた日々も
一人で過ごした時間も
何一つ無駄なことはなくて、
そのどれもが大切なことだったと思う。
だって、きっと。
そのどれか1つでも違っていたのなら
今の幸せはなかったはずだから。
だからどんなに傷ついても、誰を傷つけても、
どんなに苦しい未来だと分かっていても
やっぱりわたしはおんなじ選択をするよ。
だって、それが。
わたしの守りたい未来だから。

何より守りたい大事な現在だから。





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