前記事の続きです。

話題:告白

公園のベンチに座って、一息ついて。
もっちゃん(エムさんはわたしのことをもっちゃんと呼んでいます)に誕生日プレゼント渡したくて、と言うエムさん。
わたし先日誕生日だったのですが、既にエムさんには誕生日プレゼントとしてお菓子を頂いていたので「え、もうもらったよ?」と言うと、追加だと。
なぜ場所を変えたのか聞くと、いいからいいから、と言いながら紙袋を渡されて。

開けてみてと言うので中身を出すと、何やら細長い箱が。
これはもしやアクセサリー?と思っていると、エムさんに貸してと言われて。
箱をエムさんに渡すと、背中を向けるように言われて。

えっ、これネックレスとかつけられるやつ!?とか思ってたら、案の定ネックレスをつけられまして。
混乱するわたしに、ゆっくり口を開くエムさん。

『ほんとは当日に渡したかったけど、間に合わなくて。俺、今家のこととか大変で、迷惑かけることもあると思うけど、でも、もっちゃんのこと好きだから、付き合って欲しい。』

普段口下手なエムさんが緊張して、頑張って伝えてくれたっていうのが伝わってきて、泣きそうになりました。
そして、エムさんにまだ気持ちがあったのもあって、嬉しくて。

ただ、エムさんのおうちは本当に大変な状況で。
それもあって、わたしは付き合ったとしても彼を支えていける、彼と一緒にいられる自信がなくて、片想いをやめてたんですね。
しかし彼が気持ちを伝えてくれて、やっぱりこの人が好きだなあ、どんな結果になろうと、がんばってみたっていいんじゃないかなあ、なんて思って。

「わたしで良ければ…」
と、返事をして、めでたくお付き合いすることになりました。

良かったー、と、安心するエムさん。笑
にやにやしながら、ネックレス似合ってる、がんばって選んで良かったー、と。

『改めて、これからよろしくお願いします。…もっちゃん、ちょっと良いですか?』
と言われて、何かと思っていたら、ちゅーされました!

軽く、触れるか触れないかわからないくらいだったけど。
一気に顔に血が集まって、心拍数が上がったのがわかりました。笑

その日は8月31日。
野菜の日。笑
エムさんは野菜が嫌いなのですが、『今日野菜の日だから、ちょっと野菜好きになりそう。』なんて言ってました。笑

二人で照れながら、手をつないで戻りました。