咽び泣く紫の花 : aria : bookmark


2011/7/31 Sun 21:14

その百年を越えてゆこうか

古文大好き★中古文学編



有名な古文の一節を書くので、作品名を挙げてみませんか。といいつつ、「こんなのちょろいぜ!」という方は作者がいるなら作者名と、その一節・その作品についての解説なども書いてはいかがでしょうか。古文の勉強になるかも?
間違ってたらすみません。ではいきます!


・今はとて天の羽衣着るをりぞ君をあはれと思ひいでける、とて、壺の薬そへて、頭中将呼び寄せて、奉らす。
→竹取物語。かぐや姫が月に帰るとき、帝への手紙と不死の薬の入った壷を置いていく場面ですね。
羽衣を着ると、恋しい愛しいという想いが消えてしまうそうです。

意訳「その羽衣を着るときになって、貴方様を想う気持が溢れて参ります、と言って、お手紙に壷の薬を添えて、頭中将を呼んで、帝に献上させる」


・身を要なきものに思ひなして、京にはあらじ、東のかたに住むべき国求めに、とて行きけり。
→伊勢物語。東下り、でしたか。
このあと確か、『駿河なる〜』の和歌が出てくるのですよね。


・生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける。
→古今集。紀貫之の仮名序。


・をとこもすなる日記といふものを、をむなもしてみむとてするなり。
→土佐日記。紀貫之。
女性の目線で書いた、仮名文の旅行記。

きちんと読んだことがないので、機会があれば読んでみたいです。


・嘆きつつ一人寝る夜のあくる間はいかに久しきものとかは知る、と、例よりひきつくろひて書きて、移ろひたる菊に挿したり。
→えっと、道綱の母の蜻蛉日記、かしら…?
拝読したことが無いので、自信がありませんが。


・香炉峰の雪いかならむ、とおほせらるれば、御格子あげさせて、御簾を高くあげたれば、笑はせたまふ。
→枕草子。清少納言。

あまり好みでないのですが、授業でやった憶えが御座います。

意訳「宮さまが"香炉峰の雪はどうでしょう"と仰られると、教養深い清少納言は漢詩を解して、格子を上げさせ、御簾を高く上げて差し上げたので、宮さまは満足して微笑まれた」


・雀の子を犬君が逃がしつる。伏籠のうちに籠めたりつるものを。
→源氏物語。紫式部。若紫。

可愛らしい場面。
この後、若紫は光の君に攫われるのですよね。


・几帳の中にうちふして引き出でつつ見る心地、后の位も何にかはせむ。
→更級日記。菅原孝標女。

これも未読。駄目ですね。
でもこれは本当に読みたいな、と思っているの。
高校の古典の先生が、「この著者はお前に似てる」って仰っていた記憶が。
物語が大好きで、読み耽っているところが、ですって。


一番好きな古典作品は何ですか?
→和泉式部日記。
和歌もお話もとても素敵。
それにとても読みやすいのです。


感想などありましたら
→知っていても、きちんと読んでいないご本が多くて。
アリアもまだまだ教養が足りないわ、と自戒の想いが致しました。


お疲れ様でした。回す人はいますか?
→誰か、古典が好きな方貰って下さいませね。



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