咽び泣く紫の花 : aria : bookmark


2014/5/26 Mon 04:15

if you can still remember my voice




あしたという日が
いつもどおりのものであるように
しずかな夜に
手を合わせては
いのっております
まだ見ぬ
すばらしいものであるように

とびらを押し開ければ
どこへゆけるのでしょう
いたみを忘れても
照る日を見上げます
いちどでも夢見た
瑠璃色の空を
なぜと問いながら
らくえんを探して

どこへいけばいいのか
憂いて問うてみても
かえってくる
ことばなどあるはずもなく
ただ静寂をたたえた空は
永遠を知っているかのように
天は遠い





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