咽び泣く紫の花 : aria : bookmark


2011/5/22 Sun 23:06

少しずつ意識を失ってゆく


また、たからづか話で申し訳ないのですが…

2007年花「黒蜥蜴」、
拝見致しました!



…予想外に泣けてしまったっ!



だって期待してなかったものだから…

きむら先生ってファンでも好みが別れますし、
この間の「誰がために〜」が、ちょっと…な感じだったので
(ゆうひさん方は素敵でしたが)
きむら先生苦手、と思ってしまったのだけれど、

これを観たらもう完全に惚れました!


ただ確かに、批評されるように、
設定や緑川の心情展開についていけないところはありました。

緑川と明智、そして雨宮と葉子が恋に落ちるのが唐突すぎて…


けれど全体としては伏線の張り方もよくて、テンポも良かったです。


キャスト陣は言わずもがな、素晴らしかった!


まずはおささん。

流石さすがとしか言えませんね。

キレがあって男前。
紳士であって、少しニヒル。

これぞ正統派男役さん、といった具合で。
本当に素晴らしかったです。

余談ですが、ちかさんもこの系統の男役さんですよね。

帽子を被った時の角度がツボで…!←
帽子のつばと、顔にかかる影と、僅かに窺える目許。
この割合が完璧。
これこそ男役トップ。

これだけ男役に浸っていた方が、今ではあんなに綺麗になっていらっしゃるなんてなんだか信じられないわ。



そしてヒロインのあやねちゃん。

あやねちゃんって現役時代はそこまで好きではなかったのだけれど、
こうしてみると、やっぱり凄い方だったのね、と改めて思ったり。

まず、なんてお綺麗なのだろうと。
舞台映えが半端ではないの。

そしてあの存在感。
あれでまだ研6くらいだったなんて!

ああいう、あやねちゃんやとなみちゃんのような
大人の女性の美しさが出せる娘役さん(というよりは女役さん?)
最近はあまりトップになれないのですよね…。

どうも可憐な少女のような方が多く抜擢されるから。
それはそれで綺麗なのですけれど、役によってはやはり無理して見えるというか。

あ、でもまりもちゃんなんかはその点、大人っぽいお役もこなせる方よね、素敵だわ。




2番手のゆうさん。

美男子!
この一言に尽きます。

おまけに歌も芝居も器用にこなしていらして。

なんてきらきらした方なのでしょうね、ゆうさん。

普段拝見するときはやはり女性らしいお顔立ちだわ、と思うのですけれど
雨宮の役は青年らしさが爽やかで似合っていらしたから、より一層格好よく見えました*

ああもう退団してしまったのよね…実感がまだ無いのだけれど。




続いて、えりたん。

歌、うま…っ!
えりたんはそこまで歌の印象が無かったのですけれど、
すごく上手で驚きました。

花は基本的になんでも上手にこなす方が多いみたいですねー。




そしてそして!
大抜擢のすみかちゃん…!

か、可愛い…!
何が可愛いって、もう存在が←

三役だなんて、文字通りなんて役得。

そういえばゆうひさんが初めてすみかちゃんをご覧になったのがこの公演だったそうで。

「お芝居上手なのにお化粧下手だなって」
と思われたと仰っていらっしゃいましたよね。

うん、確かにお化粧はまだあまりお上手でいらっしゃらなかった(笑)

でもお芝居は本当にお上手でしたー。
それにしても、根っからの女優さんですね、すみかちゃんは。




ああ。
本当に素敵でした。
きゅんとしました。

…ときめきの話題が宝塚くらいしか無いというのが、自分で哀しいですが(笑)



僕と結婚して下さい、

という曲がとても好きです。



*







 


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