伊香保ひとりたび二日目B〜榛名湖畔で途方に暮れる旅のおわり〜




行く予定のなかったグリーン牧場が思いの外いいところで、長居してしまった私。

ここからがほんとに計画ミスでした。
本当はグリーン牧場の後にうどん街道で水沢うどんを食べて→立ち寄り湯→榛名湖にしようと思ってたんだけど、確か榛名湖のボートやロープウェーが四時までだという事でまっすぐ榛名湖行きのバスに乗りました。

ああ立ち寄り湯したかったー!!!!


誰もいないバスがどんどん人のいる伊香保の湯けむりを突き放して辿り着いた榛名湖は、だれもいない


宍道湖で湖になんか惹かれた私は榛名湖にもきたわけですがなんにも、ない!
閑散期なので、私が乗りたかった榛名湖一周遊覧船は人が集まってないと無理と言われてしまいorz

コインロッカーもやってなく、重い荷物を引きずって高崎行きのバスがくるまで何をしようかしばし湖を眺める。

天気はよく、榛名山がうつる湖面をぼーっと見てたんですが2時間そうしてるわけにもいかず、誰もいない車道を歩いてロープウェーに乗る事に。

ロープウェー停車場で降りずに榛名湖まで来ちゃったんでこれが湖半周位歩くんですよ。

荷物持ったままだし汗だくになったんですが意地で歩いてロープウェーに。
ロープウェーは車で通りかかった人がいてお客さんも数人いたり。


いや〜風が強いし一人だから地味にこわかった(笑)
富士山は見えなかったけど遠くに関東の山々が見えて気持ちいい。




頂上の榛名山頂神社で無事帰れるようお祈り!


また同じ道をヒィヒィ言いながら戻りました。

そしたらバス停前の鄙びたお茶屋さんに呼び止められる。行きも呼び止められて無視したんですが、そういえばお昼食べてないしバスまで30分位あったんで「すみませんお茶じゃなくてお腹すいてるんでパッと食べられるものありますか?」と山菜そば食べました。
ちょっとしょっぱかった(´∇`)笑


旅先では意図せず美味くない適当なものを食べる時って絶対あるよね。
(どこも閉まっちゃって京都とかにいるのにマック食べたり)
これも旅の醍醐味だと思います(笑)


そしていい感じに暇つぶし(腹ごしらえ)して高崎行きのバスへ。
もちろん客は私一人!
どの位乗ってればわかんなかったけどとりあえず一番後ろの席に座ってうとうと。。

ハッ!と起きると超町中!
ここ…どこ…本当に高崎行き乗ったっけとか思って外見たら『高崎市』だったから人安心。
旅の終わりが近づいてきました―――。



高崎駅について一時間後の新幹線の切符を買ってお土産物色。
おばあちゃんが群馬出身で焼まんじゅうが好きなので買ったり。

で、そろそろ30分前だし新幹線で食べようと大好物の横川の釜飯を買いに駅弁屋さんへ。

しかし、「釜飯あります」ってあったのに売り切れ…!
うわーん!看板に偽りありだ!
その時釜飯がセットになっている定食屋さん発見。
発車まであと25分。
悩みながら入ったけど、時間気にしすぎてものすごく食べた気がしなかった…

ていうか残り10分で料理きて。

定食だから釜飯だけじゃないんだよ!あつあつの美味しいてんぷらやお味噌汁までついてきて!
時計見ながらガツガツ食べる変な客でした。
でもすっごく美味しくて///////


あんな食べ方して本当にもったいなかった。
釜飯への冒涜だよ……
釜飯で杏と栗を食べた瞬間「あ、おいし…(´∀`)」って手が止まったんだけど時計が発車七分前だったから慌てて食べる事に集中。

御馳走様!と言って重たいお腹をひきずり小走りでギリギリ乗れました。
時間よりお金より食欲を優先する馬鹿ですよ!!!





行く前は不安だったし、
1人だと写真も写れないし楽しいのかなぁと思ってたけど、それが案外楽しくて。
自由だし。予定表作ってる間もわくわくでした。
1人でも大丈夫ということを再認識した旅でもありました。

まあ普段からお店とかプラネタリウムとか1人でもどんどん行く奴なんですが。


グリーン牧場での素敵な出会いとか、一面の花景色や、文学旅情の伊香保温泉とか急にさみしくなった榛名湖畔とか全部行ってよかったな、と。
前を向くきっかけにちゃんとなったよ!


楽しい一泊二日でしたvv

伊香保ひとりたび二日目A〜桜と馬とミルクのかおり〜





摘んで食べた苺!

練乳なしでもほんとに甘くて美味しかった〜!!



名残惜しくも苺狩りのおじさんおばさんと別れ、春めいた景色に酔いながら歩いてると馬が!
午年の血が騒ぎ、家族連れの後ろに怪しくならび、ポニーと馬車に乗ってきました(笑)


ポニーは係のお姉さんに言われた通りに手綱をひっぱったりお腹を蹴るとちゃんととまったり早くなったりして感動でした。
ちゃんと言うことを聞いたら撫でてあげるんだけど、冬毛がまだ残っててもわもわして温かかったvv


馬車は結構な距離を乗せてくれて一周コースなんだけど桜咲く花道を行くからもう綺麗すぎて感動。
遠くの山も桜で染まってるから圧巻。
しかも途中馬車のおじさんがわざわざ馬車を停めて桜と馬と写真を撮ってくれて…!
しかも帰りはスピードUPでかなり早くて、風も強いから髪もすごい事になってなんだから笑いがこみあげてきた私。


お話させてもらったんですがポニーのお姉さんも馬車のおじさんもいい人でした。
乗馬やらないの?といわれ、馬が好きなんだなっていうのがすごく伝わってきて。



その後はお土産買ったり。
さくらソフト食べたりvv


グリーン牧場オリジナルグッズも可愛かったよ////



その後は行くつもりはなかったけど苺狩りのおじさんに勧められたので併設?のハラミュージアムへ。
モダンな建物で私が行った時がたまたまだったのか現代アートが見られました。

見た中ではミランダ・ジュライって人の「廊下」って作品が面白かったな。
横浜トリエンナーレで発表された作品なんだけど、人一人がやっと通れる幅の通路を進んでいってその通路には色んなメッセージがかかれている作品。
「進むの?」「あなたはもうここから出られないけど歩いていくしかないと思ってる」みたいな。
一周する事で人生を感じてる。
歩いて読んでただけのはずなのにほんとに一瞬でも永遠にここを歩かなきゃいけないのかって思えて面白かった。


もうずっとグリーン牧場にいたかったけど他も行くつもりだったのでそろそろ引き上げる事に。
バスの時間の都合で苺狩りのおじさんの紙芝居行けずにくやしい


伊香保の観光ガイドは夢二記念館推すよりもっとグリーン牧場を推すべき!!!!!!
今風のカフェもあっておしゃれだし、オリジナルお土産かわいいし、係員さん皆優しいし。
なにより景色が最高でした。
春に行けてよかった(*´∇`*)



その後、バスに乗って伊香保石段へ逆戻り。

バスを待っている間、MouMou焼ミルククリームをもぐもぐ。




Bへ→

伊香保ひとりたび二日目@〜初摘みの牧場花景色苺狩り〜


二日目!9日。


一人旅で一番心配だったのは朝起きられるか。

だったんですが…

まず目を覚ました時にもう朝か目覚ましより早く起きたなと時計を見る→1:40
あれっ全然夜じゃん!
まあ汗かいてたからそれで起きたんだろ〜ともう一度寝る。

次目を覚ます→4:00
またしてもまだな時間


そのあと6:30に起きてしまい結局起床予定の7:00より早く起きてしまいました。ていうか起きられるか心配しすぎて小分けに起きてしまった(;´∇`)どんだけ不安だったんだよww


とりあえず朝風呂ー♪
誰もいなくて独り占め!


布団とってもらって朝食も部屋で食べて名残惜しいけどチェックアウト。


まずは有名な温泉饅頭をお土産用に買いつつバスに乗ってグリーン牧場へ!
最初は牧場行くつもりはなかったんだけど、行きのバスからみたら結構大きいし、車もたくさんあったから賑わってるのかな?と思い行ってみる事に。



これが大正解!!!

季節的に桜も八重も木蓮もオオイヌノフグリや菜の花も咲いていて一面花畑!

遠くに山も見えて赤毛のアンみたい〜///////(感激)

しかもなんだこの賑わいは!って位ほどよく混んでる。
どっかの大学が学年新歓合宿みたいなのやってるぽく大量の若者。

そのせいかあの子はなんで一人行動なの?みたいな目で見られましたが;;笑

しかし景色が最高だったのでテンションはあがり、人の目も気にせず悠々と回りましたヽ(*´∇`)ノ


まずはアーチェリー!

楽しかった〜!
結構さくさく当たる!
係のおじさんが優しくて色々当たりやすさとか教えてくれたり。

そして苺狩りをやってると聞いてビニールハウスへ


時間制限有の食べ放題と時間制限なしの1パック詰めのコースがあって食べ放題はキツいから1パックの方を。

外は賑わってるのにここには誰もいなくて。
ビニールハウスは暑かったけど広々と苺がなってる間を進むのが楽しかったー
苺狩り初めてで探すの楽しかった。

受粉の為にわざと蜂が逃がしてあって蜂が飛んでる横で一生懸命赤くて大きいの探してね(*^_^*)


摘み終わって1人で食べてたら苺狩りの係員のおじさんとおばさんが話かけてくれて、1人旅なんですーって話してたらおじさんが詩人だそうで、私も大学で小説書いてるっていうと文学の話しで盛り上がったり。色々お話させてもらってすごく楽しかったです。

一緒に写真もとってもらったvv



Aへ→

伊香保ひとりたび一日目A〜横手館湯けむり旅情〜


今回私がお世話になった横手館!
数寄屋作りになっていて、見た目からして雰囲気漂う。



1人で泊まるにはもったいなさすぎる8畳で、夕食・朝食の時間を申請してお風呂へ。


濁ってたけどそこまで酸っぱくないお湯。
草津は硫黄のすごい酸性湯だったけど、伊香保は鉄分みたいな匂いがする硫酸塩泉で。
わたしは草津の方がすきだな〜
しかし塔ノ沢温泉を越えるお湯にまだ出会えてない



お夕食!


部屋で食べる形なので、運んでもらってる間、どきどきでした(笑)




そしてこの日わたしは一人旅という事である野望が。
事前に伊香保の石段近くに夜もやってるバーをチェック。
どうやら浴衣でも入っていいらしい(?)

一人旅の夜、浴衣でぶらつきながら一杯ひっかける…

なんというロマン!!!
小心者だから出来るかわかんないけど、自分を変えるために行ってみよう!!!


と、思ってたわけですが。
4月初頭、まだ寒く風も強い日で、一応浴衣にジャケットを着て(頑張って浴衣を着てる辺り諦めが悪い)外に出てみたものの、真っ暗でどこも開いてない&誰もいない


ちょっと怖がりながら調べたバーへ
臨 時 休業 orz
やっぱ人いないからかな〜(;_;)
下駄をカラコロ鳴らしながら逃げ帰りました。

浴衣で温泉街の夜をぶらつくのが夢なんですが(草津で叶ってるんだけど)、やっぱりそういうのは人が沢山いて、浴衣でも寒くない季節じゃなきゃ駄目ですね

そんなわけで野望、断念。
大人への第一歩!とか密かにもくろんでいたのでショック。




このあたりでかなり眠かった(夜8時)んですけど、10時に貸切お風呂を予約しちゃったので起きてる羽目に。
二時間暇でした。
寝落ちしつつも、室内電話で飛び起き入ってきました!
素敵!カメラとか持ってけばよかった〜
貸切で薄暗くて湯気のなかに赤錆の匂いが漂って、木の風呂桶にずっと入ってました。


やっぱ温泉すきだな〜!



日記帳を持っていったので、1日を振り返ったり、翌日の予定を考えたり。

そういえば寝る前に夢二記念館でもらったオリジナルガイドブックを読みました。
観光小説とでもいえばいいのか、伊香保の名所を舞台にした無料配布の短編小説で、これは観光PRとしては新しいし、読んでいて面白い!って思ってたのにオチにおもわずえええってなった。
ほんのり恋愛もので設定もよかったのに、オチが悲恋で。



そんなこんなで夜も過ぎて一日目は終わりました〜
<<prev next>>
カレンダー
<< 2013年04月 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
アーカイブ