2015-3-4 20:32
五稜郭を後に、名物の市電で一度ホテルに帰ることに。(姉がお土産買いすぎ)
しかし途中でお昼たべるか!と有名な五島軒を探して歩き回りました。
暑いし寒いし体力ないので坂の道はキツく、ヘロヘロになりながら五島軒発見!
昔ながらの高級レストラン、という感じで店内の少し寂れた高級さにときめき。
たぶん東京でも販売してるレトルトカレーなら食べた事あります。
私は洋食セットを注文!
ビーフシチューとカレーが半々で食べられるなかなかボリューミィーなもの。
カレーは辛くて私好み。
そして感動したのはクリームコロッケ!
最近揚げ物が駄目でまったく食べないのですがここのクリームコロッケはものすごく美味しかった〜(*´∀`*)
北海道に来て、食べ物で感動してばかりです。
デザートにアイス!
こっちも昔ながらで雰囲気ある。
そしてなにより五島軒、めちゃくちゃ面白かったのがランチョンマットペーパーに書いてあった初代創業者と、初代料理長の人物伝!
やっぱり激動の時代に生きた人ってこんな人生が小説みたいなのか…と驚き。
初代料理長目線で書いたら土方歳三とかも書けるし、朝ドラとか大河ドラマにしたらおもしろいのに!って程、数奇な人生。
おもわず読み耽ってしまいました。
(以下、五島軒に書いてあった説明+私の妄想)
長崎・五島列島の武士の家に生まれた五島英介は、唐通使をしていたが、歴史の渦に飲み込まれ本州を経て戊辰戦争を榎本・土方ら佐幕派と戦う事に。
しかし倒幕派に敗北し、残党狩りから逃れようと辿り着いたのはペリーによる開港以来、函館に異国の香りをもたらしていたロシア式教会であった。
そこで野菜の育て方やパンの作り方を学び、料理人としての才能が芽生えはじめる。
一方その頃、戦後時代から医業を生業としてた埼玉のぼっちゃん若山惣太郎は、家業を嫌い横浜に行った父と横浜で暮らしつつ米屋でひとやま上げようとしますが文明開化の音は鳴らず、函館で再起をかけレストランを開く事に。
函館の新聞に料理人募集の記事を載せたのでした…
※ひどい妄想による脚色過分です※
長崎で唐通使やってた人が時代に巻き込まれ、真反対の土地の函館でカレー作る事になるとか面白すぎるでしょ!!!!!!!!
これは時代小説にしたい!!と思ったら、すでになってましたー(笑)
船山馨氏の『蘆火野』。
ソッコーAmazonでポチらせてもらいました。
戦後、朝日新聞で連載され舞台化までされてます。ぐぬぬ先越された。
こっちは男二人の友情物ではなく、奥さんとの恋愛+コック修業の為世界史にも巻き込まれた普仏戦争まで描写されてるそうで。
壮大だな!いや、それでこそ大河か!?
そんなわけでその話が面白かったので食べ終わったらすぐホテルには戻らずに、そのロシア式教会に行く事にしました。
レストランの窓からも見えてましたし、函館洋館の有名な観光場所ですし。
それにほら…
函館…ロシア…教会って行ったら…
(かすかな呼び声手を振る遠い人何故かとても懐かしいー♪)
天宮アアアア
ハリストス正教会、残念ながら閉まってたんですが、十字架が天宮のものに似ていてテンションあがりました。
ここで五島英介は修行したのか、とか、天宮の両親はもしかしたらここに関係があったんじゃないかとか色々想像してしまいました。
洋館が密集してる地域。
有名な八幡坂。
賑わってる夏とかに来てみたいな。
人ひとり歩いてなかったので。
きっといろんな作品の舞台になってるに違いない…と景色を眺めました。
(後日、この坂の途中にAIR神尾家のモデルになった家があったと聞いてしにたくなった。事前調べ大事。関西中部に聖地密集してるから気付かなかった;;)
聖地といえば、一体が天音の聖地なわけで。
天宮は函館山でかなでと来て初めてこの場所を好きになれた気がする…と言ってたけど、冥加さんや天宮、ソラや御影さんに取ってこの地は寒い場所だったのかな、と切なくなったり。
ちなみにリラの家らしき場所を探してぐるぐる回ったんですが、それっぽいの見つからず。残念。
やっぱり横浜なのかな〜?
コルダのおかげで、横浜、神戸、長崎、函館とどこか似て非なる港街を回りましたがどこも少し違う。
港が見えて、洋館があって、坂の街。
行った時期のせいかもだけど函館は少しさびしく、より漁港の雰囲気が強く感じられました!