2015-8-24 05:15
そんな事をしてたら新宮到着〜!
今回は一日ごとに宿を変えたせいで荷物と一緒に移動ですがコインロッカーフル活用。
コインロッカーに荷物入れてまた観光案内所で道を聞いたら、ちょうど速玉大社に行けるバスがすぐ来るとの事でバスに乗り込みました。
参道で降りたら、熊野川の看板が見えたので行ってみることに。
熊野川!
氾濫してないけどあの熊野川です!
将臣くん!九郎さん!その人、怨霊だよ!!
とかやりつつ速玉大社。
チモと、共にひとさし……
ここも、背景まんまで感動!
舞殿探したんですが、見つからなかった〜。
重盛兄上のお手植えのナギの木もありました!
頭の中に流れるブルーグレー(笑)
なぎーの葉をー
きみーにいーちまーい♪
可愛いナギ守りも買えましたー!
熊野はもちろん3巡礼地ですが、4巡礼地でもありますからね!
そして速玉大社の敷地内?なのかはよくわかりませんが真横に佐藤春夫記念館もあったので、遙かは関係ないけど行ってきました!
文学者の家移築系記念館だいすき。
佐藤春夫の作品は『美しい町』が好きなので売ってたら欲しかったんですが残念ながら売ってなかった。
記念館では、春夫の娘さん(実父は谷崎)宛の手紙で「パーマネントは髪が赤くなるときくからやめなさい」というやつと(差出人は奥さんかおばさんかな?)、書斎に永井荷風が入りたがって「芥川君のように本がいっぱいあるわけじゃないですよ」って言った渋ったエピソードが好きでした。
そして、神武天皇がらみでごとびき岩なるものが祭られている神倉神社へ。
案内が出てたので速玉から歩く事に。
神武天皇東征、岩、熊野……そう、遙か4の熊野の磐座をね!!探しに!!
熊野の磐座っていったら玄武ですからね。遠夜と忍人さんですよ。
しかしこの神倉神社……。
遙かの聖地巡礼だ〜
きゃはっ☆
等というテンションで行っては行けない所だったと後に知る事に………。
冒頭から何度も繰り返し言ってますが、ほんっとにスニーカーで行ってよかった。
そんな先の行く末などつゆしらず、新宮市内をてくてくと。
速玉大社から結構距離あります。
あと和歌山めちゃくちゃ暑い!!!!!!
海が近いからかじっとり暑いんですよね。紀伊半島。
歩きながらどんどん汗出てくる。朝塗ったメイクも日焼け止めももうたぶんちょっとしか残ってない。
被ってきた麦わら帽子が最大限に役立ってくれました。
で、そんな中、住宅街に急遽人たがり&氷ののれん!
これはもしや!と近づいてみると、ガイドブックにも載っている有名なかき氷屋さんでした!
ガイドブック見た時に行きたいなと思ったけどどこにあるかイマイチわからずまあ無理かなと思ってたのを偶然発見。
メニューもいっぱいあって悩んだんですが、私はメニューの中で唯一「なんだこれ?」となったじゃばら氷を選択。
じゃばらとは、和歌山のある地域でしか生産されてない柚子に似た柑橘類だそうで。
食べてみたら……美味しい!
すっきりと喉に通っていく感じ!
というか純水を使用してるせいか異常に美味しい!
さすが有名店!!!
と思ったんですが、よく考えれば朝からまともなものを食べてない上に(途中お餅食べたけど)、暑い中歩き回ったから軽い脱水症になっていたんじゃないか説。
まあ脱水分の贔屓目はあったにせよ、本当に今まで食べたかき氷の中でもトップに入るくらい、氷が美味しかったです。
「氷室大明神」のお札が貼ってあったりして、かき氷専門店らしいな〜〜と。
そしてこれが私とじゃばらとの出会いで、お土産屋さんで見かけるたびに、「おっ、じゃばら」となったのでした。
で、水分摂取したあと、神倉へ。
見えてきたのは鳥居と、急な石段。
ちょうど降りてきた人は、「三段、二段、いち、だんっ!!やった〜終わった〜!」と、まるで富士登山をしたかの感慨。
しかも体調の悪い方、足が悪い方等は参拝しないで下さいという注意書。
この時点で不穏な気配を察してはいたのですが、横にあった神武天皇東征の折りに熊野に到着後に登られたという天磐盾=神倉山、という記述に興奮して気付いてなかったんですね。
そこが、山だという事に。
普通によく神社とかにある参道の石段かな〜と思ったんですよ。
でも登り初めてすぐ気が付きましたよね。
その高さと急さに。
かなり急な角度でどこまでも続く石段。
途中振り返ったら普通に転げ落ちそうで恐怖でした。
しかしうっかり登りはじめたからにはもう戻る方が難しい。
すれ違う方々に「こんにちは」と言われ、あっ山のマナーだ、これは山登りなんだと自覚。
自分を保つ為にも私からもすれ違う方、すれ違う々に挨拶。
ほんとに登っても登っても終わりがなくて…
一応スニーカーではあったんですが石段山登りに適してたわけではないし、汗で全てが流れていった。
もし神倉神社参拝予定の方は、ガッツリ滑り止めのついた靴をおすすめします。普通に危ない。
そして…辿り着きました!
ごとびき岩ー!!
ちなみに市内一望出来たんですが、海とか見えて自分のいる高さに震えました。
でも確かにこんな所にこんな大きな岩が絶妙なバランスであったら神意的なものを感じてしまうよな、と。
風に吹かれて汗を冷やしながら思いました。(登り切った時、汗だくで汗で視界がままならない状態w)
そして登りより下りの方が険しくてこわい。
苔とかもあって石段滑りやすく、たぶん雨の日だったら命の危険を感じて登らなかったと思います。
帰りも下りても下りても、つかずにいっそ転がり落ちたいと願いました。
無事下りおわった時に、ふざけて一気に駆け上がろうとする男子学生集団と、5段位でハァハァ言ってるおばさまがいて、ほんとに無理だからやめた方がいいと思いました。
いや〜これは天鳥船でじゃ来られない!!
あ、熊野の盤座じゃないかと前述しましたが、マップ的に盤座は本宮辺りなんですよね。
新宮は完全に神邑で、神倉神社はまんま天磐盾なんで狭井君がいる所です。
神倉について神邑と天磐盾という記述を見て気付きました(笑)
そして駅に戻って、ほんとは和歌山ラーメンかめはり寿司食べたかったんだけど、ちょうど接続のいい電車が来てしまったので紀伊勝浦まで!
お昼は結局お餅とかき氷という事になってしまいました(笑)
二日目のお宿はヒノエ君がいい所だよっていうから勝浦〜。
【おまけの勝浦編に続く→】