俳優座東海道四谷怪談


昨日観てきました!夕夜さん!


でも、
キャー夕夜さーん!モードじゃなくて観劇モードになっちゃうから駄目だ(笑)

しかも四谷怪談は授業で原文読んで色々勉強しちゃって、歌舞伎で見ちゃったしね。
知ってる演目だから入りやすいや!とか思ってたけど逆に自分の解釈が出来ちゃってるから。


夕夜さんごう悪素敵でした。
乱れ髪!


鶴谷南北指定の回り舞台はどの四谷怪談でもそうなのかな?


あと四谷怪談は、本来仮名手本と通しで作られて、忠臣蔵の世界観って前提があるわけだけど、それを知らない人の為に解説口調になるのはいいとしても、何故大事なシーンで謎のくのいち入れる?みたいのは解せなかった。
それが赤穂浪士の書状だってのはわかるから!!!!


私、お袖さんが好きでしたやっぱり。
だから歌舞伎では端折ってた本所砂村隠亡堀の場をやってくれたのは嬉しかったー!
蛍狩カットは残念だったけど!

あと昨今の歌舞伎だと下品だといってカットされてしまう非人や地獄宿のシーンが描かれていてわかりやすかったです。

あー、あと一番駄目だったのはお梅。
何故あんなに下品な演出にしてまったのか。
武家の娘なんだからさ、恋煩いといえどああはならないでしょう。
決してお梅の役者さんが嫌だったというわけではないのですが、お梅の演技がどうしても駄目だった。
四谷怪談みたいな古典というより、現代演劇や赤テントみたいなのだったら合うような。
舌を出すのは、シリアスな話が続く中でユーモアや笑いどころを作ったり、また、『ごう悪には誰がした』という副題のように周りが伊右衛門を悪くしていったって事だろうから別にいいんだけど(夕夜さんお茶目可愛かった)

伊藤家が全体的に下品に見えたのは乳母じゃなくて従医にしたからもあるんだろうな〜なんでああしたんだろう?

私歌舞伎好きだったんだなあ、ていうか染ちゃん好きなんです(七月歌舞伎は伊右衛門が染五郎)
あと四谷怪談は早変わり用に二つの顔がテーマになっているから岩と子兵が別人がやるっていう違和感もあったのかも。

私のなかで自分の解釈が出来上がっちゃてたから、色々言ってますが、古典を離れた、俳優座としての四谷怪談、見応えありました。
四谷怪談わからない人も入りやすいと思う。(忠臣蔵のは説明過多)

アフタートークでは役者さんの素顔が見えて楽しかったです。
夕夜さんは相変わらず場を回すのが上手くてすごい。