夏のラスト校舎とシャンディガフ



なんか先週は本当に色んな人と会ったなぁ
会ってないけど恩師の赤入れ校正もあったし。
ちょっと前まで誰とも会いたくない時期だったけど、今誰とでも会える時期だから、自分のテンションによってがらっと変わる生活おもしろい。
ちなみに色んな人と仲いいよねって言われるけど、広く浅くだし、大学以前の人間関係を断ったからそれ以降の関係をとても大事にしてるだけ。


さて、土曜日は大学の仲間で当時作ったお揃いのTシャツ着て1、2年の時の校舎に行ってきました。
その校舎が今年なくなってしまうという事で見納めをしにいこう、ということで。

しかし私10時のデレステイベントチケット一般に敗れ、何もする気が起きず、お揃いのTシャツ以外超テキトーな格好でいきました。
このメンバーならもうおしゃれしなくていいよね…と。
いや〜〜〜
SS3A!!!!!!!!


ゲーム先行、Web先行落ちて挑んだ一般でしたが惨敗。
生まれて初めて本気で行く気だったのに「チケットが取れなかった」という理由で行けないイベント…
いやライビュあるからいいんだけどさ、生で担当の初披露曲見たかったなぁ
宇部に引き続き前橋もホテルをキャンセルしました。一般でとれてる人も思ったよりいるからショック状態続いてたけどちょっとだいぶ落ち着いてきた。



そんなローテンションで集合場所へ。
死んだ顔すぎて皆に御愁傷様と言われまくる。(皆事情しってる)
そして見納めの校舎で昔サークルでやったのと同じように鬼ごっこをしてきました(いい大人が〜的なツッコミはなしで)

私は主にカメラ係。
これでこの校舎も見納めか、少なくとも夏の校舎は見納めかぁと思うと感慨深かったです。
三、四年の校舎よりこっちの校舎の方が厭世感あって好きでした。


で、暑いしさくっと遊んで帰ろうとしたんですが友人が私に「そういえば昔、夏にこの校舎でやりたいって言ってなかった?なんかカクテル作るやつ」と言ってくれて。
びっくりしました。
だってそれ話したのこの校舎にいた時だから七、八年くらい前の事で、よく覚えててくれたね!?と。

で、そのカクテル作るやつがなんなのかっていうと、私の大好きな作家、北村薫氏の短編に『水に眠る』という話があって。
その話の中に大学の構内で女の子がふいにカクテルを作ってあげる!とビールとジンジャーエールを理科の実験のように秘密めいて同時にビニールカップに注ぐ…というシーンがあって。


それを読んだ時から夏に構内の暑いベンチでやるのが夢で。
でもなかなかやれないよなぁって思ってたらまさか卒業して何年も経ってから夢が叶うことになるとは!
ビニールのカップを用意して、まず近くのコンビニにビールとジンジャーエールを買いに行きました。
ジンジャーエールが残念ながらなかったので無糖ジンジャーソーダと三ツ矢サイダーで代用w
別に違法ではないんですが構内でビールを持っているのが後ろめたくて暑い中、ささっとやりました。(読み返したら小説もビールを持っているのがはばかられて〜って書いてあってうれしくなった)

暑い外、大学校舎隅の木陰のベンチで、皆がそれぞれコップとペットボトルと缶を持って一斉に注ぎました。
真夏の光に黄金色がキラキラきれいでね。
その場でちょっと飲んだけど、普通に飲む以上に美味しい気がした。
いや〜〜ほんと長年の夢が叶いました。嬉しい。
私の何気ないあの言葉を覚えていてくれた友人に感謝です。
そういうの覚えててくれるの嬉しいな。


ちなみにその友人に小説のシーンを読ませたら「おい!これ九月って書いてあるじゃん!!」って言われたオチまであるwww
本当に小説だと九月の話でしたww
何故か暑いイメージで読んでたんですよね。
でたらめなものかと思ったらシャンディガフという名前があった、というその小説、その部分がとても美しいので是非。

(後日談で、そのことをツイッターに載せたら北村先生ファンサイトの方にいいねされて、そんなサイトあるんだ!と飛んだら北村先生ファン有志?の合同本を見つけてソッコー注文しました。届いて読むのが楽しみです)



最後の校舎で夏を楽しんで、これまた大学時代よく行った居酒屋へ。(懐かしき海峡会)
17時〜19時という明るい時間に誰もお酒を飲まずだらだら話して大学時代のようでした。
ひとまず皆元気そう?でなにより。

そして明るいうちにサクサク解散したのでした。