2019秋旅行〜香川、七章を求めて編〜



人生初四国ー!

サンライズ瀬戸で瀬戸大橋を渡った時、青空と海にめちゃくちゃ感動してしまった。
尾道三部作や、ぼくなつでずっと憧れていた瀬戸内海…!
寝台列車の個室の窓いっぱいに海!

見たことのない景色、行ったことのないものに出会うのはやはり嬉しい。

鬱屈としたここ数年が一瞬で晴れやかになる。


さてさて何故四国にきているかと言いますと、大学卒業以来会っていなかった愛媛の友人に遊びにおいでと言われたからで。
それで大学時代の友人たちと愛媛で集まって旅行しよう、ということに。
以前も誘われたけど忙しくて私だけ行けなかったので今回ついに!


東京からは飛行機で行く友人もいるんですが乗れない私は現地集合で寝台列車で行くことに。
せっかく寝台で高松止まるし初四国ゆっくりしたいしなんならうどん絶対食べたいな〜と思い、一足先に香川を見てまわることに。

親に言えなかったせいでなしになるかもだから、とどこ行くかも決めてなかったんですが寝台に乗る朝ようやく調べだす私。

瀬戸内海見たいし瀬戸大橋記念公園でも行ってゆっくりしてから待ち合わせの松山(愛媛)行こうかな〜でも交通接続がわるすぎてめちゃくちゃ暇な時間とか出来ちゃうな…と、本当にギリギリまで悩んでて。

姉が「じゃあ温泉でも入れば?」
私「でも愛媛でいっぱい入るつもりなんだけどな〜」
姉「(検索)ほら、高松からバスもでてる」
私「やしま健康ランドだって〜うーん…ん!!!!??!やしま、ってあの屋島!?!?屋島は赤く染まるの!?!?※」

※屋島は赤く染まる…遙か3七章タイトル、屋島は七章の舞台

朝、絶叫。
いや瀬戸大橋とか温泉とかいってる場合じゃねえ!!!
ずっと行きたがってた聖地が高松から目と鼻の先やんけ!!!!

慌てて屋島で検索したら案の定あの屋島だし源平史跡巡りがめちゃくちゃ出てきた。
急いで計画を練りだした私。
愛媛松山には友人と昼過ぎ待ち合わせだったんですが早めにつく予定がむしろ全く時間足りないwww

姉「まあ今気付いてよかったじゃん。あっちで温泉入って愛媛行く直前に気付くより」
私「そんなことになったらショック死してた」


四国の地理に弱いのもあったんですが、吉野〜壇ノ浦の間だから勝手にもっと愛媛山口のまんなかにある島だと思ってたんですよね。
まさか香川とは…しかも島じゃない…
これは絶対行かねば、とはるさんアクキーをいそいそとカバンに入れたのでした。



遡ること17日の22時。
東京駅で牛タンをたべ、(むしょうに食べたくなった)酔い止めを飲み久しぶりに夜行列車へ。
寝台特急サンライズ瀬戸。
以前乗ったのはサンライズ出雲ですがこれは岡山で切り離されて四国に行くんですね。


はじめてのサンライズの時あほほど酔ったのがトラウマで(友人と乗ったからはしゃいだりお菓子食べ過ぎたもある)極力飲まず食わず静かにしていよう、と。
でもやっぱり寝台列車。
どうしてもテンションあがっちゃって写真とか撮ってた。

1時過ぎてさすがに寝なきゃな〜と思って電気を消してせっかく二階部屋だし…と窓の囲いをとったら星空!
くもってる地域、見えにくい地域はあったけど晴れてるところは満天ですごい綺麗だったー!見間違いじゃなければ流れ星も見られた。


朝!うっすら朝日で起床〜
寝るのと起きるのが心配だったけど無事に眠れたし起きられたよ〜
朝になると車内アナウンス爆音にかかるしね(笑)


で、人がいなさそうなの確認して、洗面所で顔洗って歯磨き〜
寝台におけるいかに人にすれ違わないように朝身だしなみ整えるか問題。
一度でいいから水場のついてる部屋に泊まってみたい(高い)

なにやら30分以上信号トラブルで遅延してたみたいで慌てて超きつきつで組んでたタイムスケジュールを部屋で見なおしてました。

そうこうしてるうちに瀬戸大橋通過!
窓の景色が急に橋渡ってる感じになって、あ!こんな前振れもなく急に!?ってわたわたしながら窓をながめてました。
眼前に海!これを渡り切ったら人生初四国だ〜!ってテンションあがりました。


そして無事高松着。

遅れての到着だったので朝ご飯にたべるつもりだったうどんをパス。香川の友人が教えてくれたセルフのお店行ってみたかったなぁ〜(前日に香川の友人にきいたらめちゃくちゃ調べて教えてくれて四国の人、みんな親切…)


前聖地巡礼仲間であり、九望仲間であるフォロワーさんと聖地巡礼は時間との勝負だからごはん食べられないしコンビニで兵糧買うって話したけどまじでそれだった…(泣笑)(乗り換え途中でおにぎり買った)


あとあとギリギリに動かなきゃいけないので改札に一番近いコインロッカーに荷物を入れていざ聖地巡礼!

しかしその前に駅スタンプがあってウキウキで押した♪
先週の名古屋ではどんなに探しても駅スタンプがみつけられず名古屋城でようやく…みたいな感じだったので一気に高松好感度あがる。


しかし高松初めてきたけど広いような新しいような、駅前に出ると田舎のような不思議な感覚。
ちょっと函館の駅前みを感じた。

高松
↓乗り継いで
八栗へ

源平史跡巡りだとこの八栗が色々あって、一本道で色んな標識がありました。

舞台巡礼と違って、歴史の巡礼だと本当に住宅街にぽつんと看板だけ、ってのが多いけどそれもまた醍醐味だなぁって思う。

駅前で道がわからずうろうろしてたら優しい地元の人が道を教えてくれた(化粧したアラサーがのどかな住宅街キョロキョロしてたから不審者すぎる)

駅からの道を進み、
総門跡→義経の弓流し跡→洲崎寺→祈り岩→駒立岩→射落畠→長刀泉
とまわりました。

総門跡があの背景イメージできるまんまでめちゃくちゃ感動…!
総門といえば遙かでは忠度さん。見に来られて本当によかった。

これ、結構近くに密集してるので一時間でまわって一時間後の電車に乗る予定だったんですが、長刀泉だけ離れていて!(長刀泉まわりにもちょっと史跡ある)

地図的にギリ行けるかな?と思ったら予想以上に迷って。
でも弁慶スポット見たいし〜と住宅街うろうろして発見。てっきり長刀を洗った場所かと思ったらまさかの水を掘り起こした場所伝説だった!

途中水どうファンだったら絶対行きたいわざわざ皆が寄り道してたうどん屋さんがあったけど、寄ってる時間なく断念。

そうこうしてたら電車を逃してしまって。
最終的に愛媛に向かう特急切符を買っちゃってるので絶対に高松に戻る時間は決まってるのにどうしよう…とりあえずどこか駅につかねば…と迷いながら線路沿いに歩いてたら行きたかった二駅先になんとか辿り着いて(汗だく)


予定だと、
9:55 八栗 発

10:01 琴電屋島 着

有名なうどん屋わら家さん

10:45 琴電屋島発シャトルバス

だったんですが、二駅歩いて琴電屋島に辿り着いたのが10:20位。
シャトルバスに乗らないと残りの予定全部だめになるし、うどんを諦めるか?いやいやうどんのために香川寄ったのに…!

と、とりあえず駅前の有名なうどん屋さん行くか!?と思ってたらさっき道を教えてくれたおじいさんにまた会って(たぶん。焦りすぎてよく聞き取れてなかった。もしかしたら別の人だったかも。でもどちらも親切だった)
道はわかりましたか?と言われてお礼を言ってさらに駅とうどん屋さんまで聞いた…(笑)

よし、もううどん屋さんだ!と25分くらいにうどんを注文して気付く。

あれ、乗りたいシャトルバスのバス停がうどん屋さんの前にもある…47分発?!
これは…うどんが45分までに食べ終えたらワンチャンあるぞ…と。


頼んだのは普通の温かいかけうどん。(急ぐなら冷たいぶっかけでもよかった)
半過ぎても来なくて焦ったんですがようやくありつけた夢にまで見た本場のうどんー!

ネギ、生姜、天かす、つゆを入れて湯気立つうどんをつるっと食べた。めちゃくちゃ美味しかった。
私実は固いコシのある群馬のうどんや赤だしの名古屋のうどんが大好きなのですが、讃岐はそうかつるっと喉ごしが柔らかく美味しいんだな、と再確認。
あったかくてつるつるで本当美味しかった。
味わって食べたかったのに悲しいかな、10分でかっこみました………(泣笑)

いつか噂の香川のセルフのうどん屋さんに行ってちゃんと食べるんだ!

そしてお店前出たら無事、というかギリギリ、シャトルバス乗れました。
待ってる人いなかったから通過されそうだったあぶなー!
こうしてなんとか当初のスケジュール行程に力ずくと運と脚力で戻せたのでした。

シャトルバスで向かったのは屋島山頂。
さすがにここは徒歩では無理だったから。

登る途中に『源平合戦古戦場跡』の看板が見えました。

山頂では、
屋島寺→展望台
を次のシャトルバスまでのんびり回ってました。

島じゃないのに、江ノ島みたいだった…!雰囲気が。
でも山?というか元々島だったから?

屋島寺で宝物館の屋島合戦図を見たり、絶対買いたかった鈴(土鈴のかわり)を買ったり。

屋島山頂をぐるっと一周してみたかったけど時間的に無理なのと、屋島社務所のお姉さんに女性の一人歩きで奥は危ない、と止められました。登山道だしね…


なので源平合戦跡が見える談古嶺は諦め、南嶺の獅子ノ霊巌に行くに留め。
しかしそれでも圧巻の景色!
岡山や壇ノ浦まで見える海景色。
ああ、ここが七章の舞台…と改めてしみじみしました。

帰りに使ったJR屋島駅は源平の舞台碑があったり。

そして無事シャトルバスに乗り、高松へと帰れたのでした。
愛媛行きの特急七分前に着くというギリギリの綱渡りも七分でコインロッカーから荷物を取出し、高松駅の写真を撮って無事乗ることが出来たのでした。



急遽決まった聖地巡礼の旅in屋島。
本当にギリギリで動いてて常に時間との勝負だったけどいけてよかった。
遙か3の聖地巡礼は全部まわりたいと思ってから早10数年。ようやく七章の地を巡る事が出来たのでした。