〇自分〇
解離性同一性障害と漫画みたいな診断名を貰ったが311を切っ掛けに中の人達行方不明。
元々記憶を共有出来つつあったのもあり、生活に支障のない解離と生活に支障のある気分の上下と不眠程度と性別違和に落ち着いた。
(追記)まだ中にいるのか混ざりきらないのか、気分によって軸になったY君とかRさんとかPさんが強めに出てる日もある。

メンタルの発症するわ不登校になるわ、家庭が修羅場るわで大変だったけど今はまぁまぁ落ち着いている。

○家族○

父:仕事で欝になり、小三から欝気味で不登校になった俺に「怠け病」と言った事を謝罪。
独裁的な部分もあるが繊細で女性のような優しさと気配りが出来る人。
この人にとっての普通の躾が自分には絶対的な恐怖でしかなかった。

母:小三から長女は不登校だわ自傷や自殺未遂繰り返すわ、下の妹が重度障害持ちだわ、旦那はうつ病になるわで恐らく精神的負担は半端無かった筈なのに持ち前のポジティブさで乗り越えた凄い人。
口下手でサバサバと男っぽく、身なりにあまり気を使わない。
それどころではないのかもしれない。

妹:ツンにはデレ、デレにはツンで返すあまのじゃく。AC恋愛依存傾向。
猫と爬虫類が好き。
空気清浄機で面白い話しをさせたら誰より上手い気がする。
母に似てポジティブだがその裏何でも一人で限界まで抱え込む傾向にある。

下の妹:生れつきの重度障害持ち。
長く生きられないし表情も出ないと医師達に言われるも、もう成人。
いつもニコニコしている、音楽大好きっ子。
動物も好きなようで、飼い猫を撫でようとしたりする。
好きな物を選んで掴んだり出来るくらいは物事が解っている様子で、霊的な何かも見えている・・・かもしれない。

○小町○
バー様に拾われた死にかけの三毛の♀子猫。
何故か俺が自腹で病院連れてって看病して世話して家族には「小町の母親」と認識されている。
許可も取らず自室で世話して室内飼いにしたけど、動物好きな家族は普通に可愛がってくれている。
父親は二度目の欝の時に小町の世話になったらしいが詳細は不明。
俺は小町がきてから幼児退行を家でしなくなった。

○さくら○
小町の2年後くらいに犬小屋で発見された子猫。
脱走と紐遊びが大好きで、紐で遊んでーと持ってくる。
子猫の時に妹が下の世話をしたので特に可愛がっている様子。

○祖父母○
元農家。
祖父は孫達と猫達にだけは優しい民謡好きの偏屈頑固。
俺への理解は民謡に着物(男物)貸してくれる程度だが民謡の話と猫の話はニコニコしてくれる。

祖母は現役ヘルパー。
愚痴と自慢と昔話が長い…。(俺には話しやすかったらしいが幼い時は苦痛でしかなかった)
優しいは優しいし俺への理解もある。
二人とも市の要請で長年住んでいた家を取り壊して新築する事になり、二人して精神的にやられ、精神科にお世話になった。
最近身体が辛そうなのでちょくちょくお手伝いしてる。

○うちの修羅場○
父親が仕事で欝になり一年休職・・・は、まぁありがち。
その時期に父が母親にパチンコを教え、俺達が中学に上がる頃から母親が複数の闇金に手をだす程のパチンコ依存に。
俺は母親に金銭的な意味でたかられまくり。
一度二人頭を下げて祖父母に借金を肩代わりして貰うも、母親はまた同じ事を繰り返す。
それを切っ掛けに夫婦喧嘩が勃発し、七年近く違いに無視し目も合わさない、同じ部屋に居たくない状態に。
母親は金の為に勤めに出て、仕事とバイトと下の妹の世話と最低限の家事をこなす。
その間子宮筋腫患ったり、バセドー病を発症したり締め出されて車内で寝泊まりしたり。
父親は毎日家で酒を飲むように。
最終的に家のことを全くせずに借りた金でパチンコに走るようになり、ブチキレた父親が酒の勢いで母親を殴る蹴る。
あの物音と声は未だに忘れられない。
約七年続き、もう修復不可能かと思われた。
何故離婚しないのかと思った。
緑の紙も何度も見た。
でもなんだかんだ両親は別れなかった。
下の妹の為だったのかもしれないし、父親が母に情を残していたからかもしれない。

ある日友人M氏と部屋で遊んでいたら、居間から「ガシャン!」「ドカッ」と凄まじい音。
駆け付けると首を抑え正座する母親と激昂し顔が真っ白な父。
逃げ場もない場所で、酒飲んでて酔った状態で、後ろから殴ったらしい。
「俺が死ぬかお前が死ぬかだ!」と叫ぶので、「これ以上やるなら警察を呼ぶ」と言うと机の物を全て落とし、編み戸に椅子を投げ、一通り暴れると倒れ伏して「俺はもうだめた」「死ぬしかないんだ」と泣きはじめ過呼吸を起こした。
背中を摩りながら宥めてビニールを持たせ、母親の首に湿布を貼り、父親を落ち着かせる為に母親を車に誘導。
母親は「出ていかない」「車で寝泊まりすればいい」と言ったが説得し、「 悪いことしたから殴られたんだ」と言う祖母に「理由があっても暴力は何も解決しないし酔って、それも逃げ場もない状態で女性を後ろから殴るのは卑怯でしかない」と訴えた。
頭を下げて母親を祖父母宅に置いて貰った。
一週間程父親一人で下の妹の介護と家事を仕事しつつこなし、ある日「謝ろうと思う」とメールが。
私が友人宅から帰ると笑顔の母と下の妹と何とも言えない顔の父が和室にいた。
最初はまだ少しぎこちなかったけど、何故か昔猫のノミが大繁殖して大変だった話などをし始めた。
家に殆ど寄り付かなかった妹も、家に居る時間が増えた。
下の妹が居るから行けなかった外食に、妹2の修学旅行に合わせて行った。

一年目はまだ、夢だと思った。
二年目で漸く、普通になった。

母親は相変わらず家に金を入れないけど、財務整理して借金は返したし、自分の金の範囲内で遊ぶようになった。
父親と二人でパチンコ行ったり、パチンコ番組観たり、仕事の愚痴を言い合ったり。

俺もたまにパチンコに付き合うけど、あそこまで人の人生を狂わせるパチンコは嫌いだ。
悪魔の箱だ。
例の国のマフィアだの暴力団と通じてるし、法律的にもアウトだと思ってる。
合法でやるなら売り上げを寄附でもすべきだ。
どこぞのお国では既にそうらしいし。

2015年現在
父、再び鬱で休職。
妹ニート。
私は障害者手帳を取得し少しずつ動き始める。


そんな感じ。
人間って複雑に出来ているな。
-エムブロ-