14:31 2018/5/20
話題:ホラー映画


恐怖度 ★★★★★
グロテスク度 ★★★☆☆

公開年:2016年
監督:白石 晃士
脚本:白石 晃士
音楽:遠藤 浩二
配給:KADOKAWA
出演者:山本 美月、玉城 ティナ、安藤 政信、 菊池 麻衣他
主題歌:聖飢魔II『呪いのシャ・ナ・ナ・ナ』

観ると七日後に死に至る、ビデオを媒介とする山村貞子。呪いの家に潜み、それに関係した者を呪い殺す佐伯伽椰子。この二人の呪いがぶつかったとすれば、どちらに軍配が上がるのか。この作品が放映されるという情報を耳にした時は正直、なかなか大胆な共演(競演と言った方が正しいか?)だと考えていた。しかし、日本の恐怖映画の金字塔ともいえる『リング』と『呪怨』の二人が名を冠した作品というのも相俟って背筋が凍る場面が多く、瞬きをする暇さえなかった。では簡潔にだが、物語の粗筋をご紹介しよう。
女子大生の倉橋由里(山本美月)はある日、友人の上野夏美(佐津川愛美)から両親の結婚式のダビングを頼まれる。その成り行きで易く購入したビデオデッキには、観ると二日後に必ず死ぬという「呪いのビデオ」が入れられたままになっていた。それを観てしまった夏美を救う方法を探すべく、由里は都市伝説の研究家でもある森繁新一(甲本雅裕)に助言を求める。宛てがあるらしい森繁は彼女らを伴い、霊媒師の法柳(堂免一るこ)の許へ赴く。ところが、その除霊の最中で世にもおぞましい惨劇が起こり、結局除霊は失敗に終わる。責任を感じた由里は森繁が著した都市伝説の本に載っている方法に従い、自分も例のビデオを目にして呪いを受ける事に。
一方、入ると必ず死に至るという「呪いの家」の付近には女子高生の高木鈴花(玉城ティナ)が両親と共に引っ越して来た。ある夜、彼女は行方不明になっていた、四人の小学生のうちの一人を件の家の屋内で目撃。「呪いの家」に関心があった鈴花は単身、足を踏み入れる。結果、彼女を助けに来た両親が伽椰子と俊雄に殺されてしまい、辛うじて逃げ延びた鈴花にも魔の手が忍び寄っていた。霊能者の常盤経蔵(安藤政信)は由里と鈴花に掛けられた呪いを打ち破るべく、一つの計画を企てる。それは貞子と伽椰子、それぞれの呪いをぶつけて双方とも消滅させるという内容だった。化け物には化け物。まさに「毒を以て毒を制す」の言葉通りだ。呪いの連鎖を食い止める事は、果たして可能なのか。
この作品の見所はやはり、貞子と伽椰子が対峙して争う場面といえる。どちらも互いに負けず劣らずの迫力でぶつかり合っているので、尚更物凄い雰囲気だ。仮に、この二人が衝突する所を目撃したなら、居ても立っても居られないかも知れない。ちなみに貞子はTwitter、伽椰子はInstagramをやっているそうで、今現在も閲覧出来るようになっている。興味があれば、ご覧になってみてはいかがだろうか。

貞子(@sadako3d)さん|Twitter
twitter.com

伽椰子と俊雄のほのぼの親子日記さん(@kayakowithtoshio)・Instagram写真と動画
https://www.instagram.com/kayakowithtoshio/?hl=ja






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