腐乱シネマ

服も好きなやつが着れない
靴も好きなやつが履けない
車だってそう。


何もできない。
楽しみが無くなった
生きる気力もなんか失った感じがする。
何を夢見て生きていけばいいのだろう。
何もない。


甘えてくる犬にさえイライラする


自分を傷つけて…
それで逃げてる


生きても楽しみがない。
幸せがない


死ぬ事が許されないなら消え失せてしまいたい

何年も人生のドン底にいた。
足掻く事すらできなかった。
元彼達でも無理だった。
どれだけ理解しようと病気について調べても変わる事は不可能だった。


そんなある日…
一人の男性と出会った。
彼はいつも笑顔。
泣く事もあった。
そんな彼に全てを打ち明けた。
彼が試しに睡眠薬をやめてみたら？
この言葉からうちは変わった。
睡眠薬無しで寝れるようになった。
時間はかかるけど自然と眠れる。
それだけじゃない。
精神的にも安定している。


幸せになれやしない。
そうあきらめてた。
それが簡単なきっかけで出会い、うちを変えていく。
ふみちゃんが生きていてこんな話をしたらきっと
神様の贈り物。今まで苦しんできた分の幸せが与えられたと思います。神様の贈り物を怖がらず受け入れてください。
と一緒に喜んでくれたかもしれない。
苦しんできた分のうちに対するご褒美。


うまくいけば婚約しようと思う。
こんなうちを彼は受け入れてくれた。
うちはそんな彼を裏切りたくない。
頑張って結婚したい。
彼の隣にいたい。

あたしという存在が他人を苦しめるなら…
あたしは死んだ方がいい
あたしは消えた方がいい

うちの存在自体が醜い
死にたい。
消えてしまいたい


裕晃にもう弱音はかない。うちは強いから大丈夫
大丈夫って無理してでもさとられないように…

なんでそこまでしてくれるの？
うちみたいなやつほっとけばいいのに…
いつもいつも優しくしてくれる…
いつも心配してくれる…
ごめんね。
自分が情けなくてすごい泣きそう…