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昨夏の終わりに着ていたワンピースが今年は着られなかった

去年流行ったセーラー衿のワンピース

可愛らしいシルエットはしかし、今のわたしの何にも調和しない

のばしていた赤茶の、肩に付く緩やかな流線はもうない





カーテンが翻る。
風がずっと強くて、何度目かの寝返りで飛んだ、意識。

早朝の皮膚を撫でる、ぬるい涼やかさ

一日の始まりは澄んだ淀みに満ちている


切実な想いは下衆であることに従順である
一瞬だけ満たされる飢えはいくら劣情で上書いても、到底塗り潰せる筈も無い


気が遠のくほど昔の話だ。
間違ってしまったのはあのときだ。

息が止まるほど、
不毛な期待のようなものすら擦り切れて、

今日、風は強く土砂降りの雨模様は帰り道を遮る。



うん、待つよ
待ってるから

お願いだから,あとから都合のいいはぐらかし方だっただなんてがっかりさせないで

そんなとうに廃れた、くだらないやり方なんかしないで




この気持ちのまま、待ってるよ

一瞬の空白で何処までも、おちる、背中は、



ひとをだめにする感覚、
猛毒、
行き止まりで惑う苦渋、
四六時中、

掘り返したい自覚と認識したい事情は相反していつの日も願いに沿うことは無い。


何度だって繰返してきた。
飲む息は酷く淀んでいた。
全身全霊欲しがったって、
願って祈って呪ったって、
欲望の度合いは勝率に起因しない。

美しい情愛と薄暗い迫害を丸めて捨てた先にこころが落ちているとしたならば此の先、生涯見つけられないのは道理で真理、詰んだ、詰みなのだ、

すべて死路。





およそ手が届かなかったもの、
終了した独り相撲、

因果、
直感、





夏は終わろうとしていると云うのに。





,


まずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずい…


杞憂で終わらない




だめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだわたしが冷静さを欠いて動いたらどないにもならん

わらってようやく成り立つ式と解

色を持つものはこれだけでいい

雑踏に紛れて消え入りそうな自意識だって、
逸れないでいられる
捕まえていられる



理解とは欺瞞だ、
でもそれでも、
すこしだけ優しくなれるその理由は何時だって其処にしか無い

息の意味を見出すとするならば他にはなにも無い