テストとレポートが一段落するまで、会うのも電話するのもストップすることにしました。年末も私が爆発して揉めたけど、喧嘩したまま年を越してしまうのが嫌で、私は答えを急いでしまいました。
結局、考える時間もお休みする時間も足りてなくて、何一つ変わらなかった。限界が来てたのは本当だしね。
最近電話をしてても、小さな言い争いばかり増えて、私は可愛く甘える方法が分からなくなって。
毎日メールや電話をくれて、週2くらい会いに来てくれて、愛されてると実感できるくらい純くんは時間を割いてくれてた。大切にされてるって思えた。
でも、本当にふとした拍子で職場のスタッフさんから、純くんのアパートに彼女さんの原チャリ停まってたよって聞いてしまい(笑)
それは当たり前のことで、今に始まったことじゃないんだけど、でもなんでだか凄く嫌で。タイミングが悪すぎて(笑)
関係を断ち切るとか、別れてって言うとかバラすとか、そういうんじゃなくて、ただお休みが必要な時期なのかなぁと思ったから。
電話で伝える選択肢もあったけど、でも会えて良かったんだと思う。直接顔を見て、それで伝えられて良かった。
時間くださいって伝えた。
いちゃこらにゃんにゃんなゲロ甘い空気のベッドの中で言ったわよ(笑)純くんの動きが5秒ほど止まったわよ(笑)
すごくすごく好きで、一緒にいたいと思うし、愚痴も弱音も全部聞いてあげたい。
彼女さんはとても弱い人だから、純くんが支えてあげなきゃダメで、それも分かってる。
でも頭がついていかなくなる時があるのも本当。少し、疲れた。
終わりにするつもりなんてないから、だからお休みをくださいって、思ってること全部吐き出しました。
見限られたり嫌われたりするのが怖くて、それは純くんの今まで生きてきた過程上、仕方のないこと。だから、本当は隣にいてあげたかった。
十人いる中で、一人からでも嫌われるのがどうしても怖いと言ってくれた。無理だって分かってるけど、でも怖いって。
それをこの人は自分の弱さだと自覚してて、今まで言えずにいたんだろうと思ったら、とても愛しいと思えた。
八方美人なだけだと言う人もいるだろうけど、でも仕方のないこと。あの人は周りから見てもはっきり分かるくらい女の子が凄く好きなんだけど(笑)、それは今まで充分に愛されてこなかったからなんだよ。
愛されたいって、必死にもがいてる男の人を見て、ぜんぶひっくるめて愛してあげたいと思ってしまうのはおかしいことかな。
純くんはちゃんと話を聞いてくれたし、本音も言ってくれた。苦しいってことも、戻ってこないんじゃないかって不安に思ってることも、結婚を本気で考えていることも。
しんどい思いさせてごめんって謝ってもくれた。
自惚れかもしんないけど、純くんの支えになれている自信があった。仕事でも私生活でも、私はすごく頑張って純くんの重荷にならないようにしたし、逆に純くんが抱えてる荷物を持とうと努力した。彼女に言えない弱音を言える場所でありたいって。
私が望む、十分の一でいいから、必要とされたかった。たぶん、それが実感できなくなったから、今頃になってガス欠になっちゃったんだろうな。
バイトでシフト被った日があって、「毎日お前夢に出てくる。しかもいなくなる夢。俺病気?(笑)」ってさらっと言われました。うん、病気だ(笑)
私を巧く操るための嘘かもしれないけどね。でも単純に嬉しいと思えた。やっぱり好きだって何度も思う。
彼女さんの長い髪を見て、あの髪を何度撫でたのかなって考える。唇や肌や指先を見て、したくもない嫉妬ばかりをしてしまう。それを純くんにぶつけたって何も変えられないって分かってるのに。
好きだと思う気持ちと、独り占めしたいって欲と、仕方ないっていう諦めと、全部ごちゃごちゃになって答えが出ない。
お前はどうしたいのって訊かれてもさ、答えが出ないもんはしょうがないじゃんか。