2019.1.12 23:46 Sat
[文庫感想]
コンビニ人間
「いらっしゃいませー!」お客様がたてる音に負けじと、私は叫ぶ。古倉恵子、コンビニバイト歴18年。彼氏なしの36歳。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる。ある日婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて…。現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作。
*
アスペのような主人公と、どうしようもないクズ男・白羽との奇妙な同居生活。
白羽の言いつけどおり正社員への転職を果たすべくコンビニを辞めた恵子。
しかし、やはり自分にはコンビニしかないと決意し、再びコンビニ店員に戻っていくのでした。
最後のシーンは痛快というか、コンビニ店員として一生働いていくぐらいの清々しさがあってかっこよかった。
2019.1.12 23:44 Sat
[文庫感想]
秋期限定栗きんとん事件 下
ぼくは思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っているような気がする。ぼくと小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど…ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。小鳩君と小佐内さんの再会はいつ―。
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エスカレートしていく連続放火に、新聞部の活動も次第にエスカレートしていき…。
この時点で既に関連性がある、というのはネタバレなので秘密である←
互いに別々の道を歩んでいた小鳩君と小山内さんでしたが、次第に本性が出てきてしまうというか…結局は元の古巣に戻っていくのでした。
でもやっぱり2人の関係が元に戻って良かったなと思う。
瓜野くんはこれに懲りて少し大人になればいい。
2019.1.12 23:43 Sat
[文庫感想]
秋期限定栗きんとん事件 上
あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。―それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい…シリーズ第三弾。
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今回は新聞部員の瓜野くん視点で、連続放火魔の謎を突き止めていきます。
そして、小山内さんに彼氏が出来たり、小鳩君に彼女が出来たりします。
堂島くんの安定感のある堅物キャラは健在だった笑
2019.1.12 23:38 Sat
[洋画感想]
グレイテスト・ショーマン
19世紀半ばのアメリカ。幼馴染の妻と子供たちを幸せにすることを願い、挑戦と失敗を繰り返してきたP.T.バーナムは、ついにオンリーワンの個性を持つ人々を集めたショーをヒットさせ、成功をつかむ。しかし、彼の型破りなショーには反対派もいた。若き相棒のフィリップをパートナーとして迎え、彼の協力によりイギリスのヴィクトリア女王に謁見するチャンスを得たバーナムは、そこで美貌のオペラ歌手ジェニー・リンドと出会う。彼女のアメリカ公演を成功させ、一流のプロモーターとして世間から認められようとするバーナムだったが……。
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ムーランルージュ的なミュージカル映画は元々好きですが、まさかここまで魅入ってしまう作品だとは思ってませんでした。
全てを失ったバーナムが再び手にしたのは、家族や仲間との絆だったのでした。
曲の歌詞といい、演出といい、迫力といい、何度見ても感動する作品。
DVD欲しいなぁ。
2019.1.12 23:21 Sat
[洋画感想]
プーと大人になった僕
親友のくまのプーや仲間たちと別れてから長い年月が経ち、大人になったクリストファー・ロビンは、日々の仕事に追われ、会社から託された難題と一緒に時間を過ごせない家族との問題に悩んでいた。
そんなクリストファーの前に突然現れたプー。久々の再会に、喜びと懐かしい日々を感じながらも、また仕事に戻らなければならないクリストファーに、「仕事って、ぼくの赤い風船より大事なの?」とプーは問いかける。彼が忘れてしまった本当に「大切なモノ」を届けるために、プーと仲間たちは“100エーカーの森"を飛び出し、彼が家族と住むロンドンへと向うのだが…。
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「何もしない」が最高の何かにつながる。
もうね、プーの格言に心が浄化されまくった。
あと、プーの寝言が「はちみつ…はちみつ…」は可愛すぎて禿げた。