こないだバトンで作った男の子で創作してみた、よ。
いつもの朝。
早くに目が覚めた私は、普段朝にはあまり会えない人がちょうど家の前を通り過ぎようとするのを見つけた。
私はまだ部屋着姿なことも忘れて、部屋の窓を開けて彼の名を呼んだ。
「あっちゃん!」
彼はお隣さんの南元さんちの輝さん。
私の二つ上で、国立の大学に通っている頭の良いお兄さんだ。
大学は家から遠く片道一時間半程かかるらしいので、朝は出るのが早い。
輝さんは私の声に気付いてひらひらと手を振ってくれた。
「おはよう、早いな」
「なんか目が覚めちゃって」
「ゆっくりしすぎて遅刻しないようにな」
「そんなことしないよー」
冗談混じりの会話の中で、輝さんは小さく欠伸をした。
寝不足なのかな。あまり無理してないといいけれど。
電車の時間だからと少し足早に歩いていく輝さんの後ろ姿を見送り、私も支度を始めた。
…続く予定は無い/(^o^)\
2010-1-15 18:39