2011/07/19 22:32 *




こんばんは。箱庭図書館読みました。乙一さん…らしくはなかったかな。やっぱりリメイク作品だったからなのか、乙一さんのカラーは薄かったかも。でもあっさり読めたことは高評価できると思います。



「小説家のつくり方」
これもなんだか、あっさり。なんとなく話が見えてしまったことが残念でしたね。ただお姉さんのキャラが素敵ですな。お姉さんのキャラが立ちすぎて、たっちゃんが薄っぺらく感じました。


「コンビニ日和!」
これが一番乙一さんらしいかも。ホワイト・ステップもだけど、乙一さんの最後のオチがいつも好きです。最後に実は強盗だったことが分かったときは、思わずにやけました(笑)
あと、菓子折りを持って行かせたところは非常に乙一さんらしい。素敵です。


「青春絶縁体」
うーん。これは先輩が素晴らしく可愛らしかったですな。たっちゃんの葛藤もすき。でも乙一さんらしさはなかったかな。オリジナル要素が全面に出てましたね。


「ワンダーランド」
これはあんまりしっくりこなかったかな。鍵穴を探すのは、夢があって素敵だったけれど、いまいち話にまとまりがない。オチも取って付けた様な感じだったかな。ワンダーランドの題名の繋がりも分かりにくい…かな。


「王国の鍵」
これが一番微妙。ハチミツコンビも面白いけれど、主人公の心の移り変わりが分かりにくい。バス停まで逃げ切るところも、曖昧だなあと思った。危機迫った感じだと思うのだけれど、あまり伝わらなかったかなー。面白くなくて、流し読みしてしまいました。ごめんなさい。


「ホワイト・ステップ」
あ、これが一番すき。平衡世界とかがすきだからかもだけど、雪に文章書くのは良いアイデアだと思った。足跡も。主人公の近藤さんも報われそうでよかったなあ。ちなみに、一番すきなキャラは書き初めで『愛』と書いた電話のみしか出てこない友達です(笑)




※個人の感想です














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