Fri
XXX 変わり果てた自分 XXX


誰が
どこで
頑張っている
苦しんでいたなんて
その時の僕には
わからず…

同じ日に涙を
流していたなんてことも
結局誰にもわからない運命
僕は学校へと…

落書きだらけの
心に

足を止めたかったけれど

平然として
振る舞わないと
みんなが嫌うから…。


僕は仕方なく
重たい足をひきずっては


教室に入るという自殺行為を何度も繰り返した…。


行きはよいよい
帰りは怖い。



煙草の煙が近くなると
奴らの出番…。


呼んでないのに
呼ばれては 散々な目にあった。

今なら
やり返せるのに
握った拳
今は壁を殴ってる…。



あの頃は毎日が戦争のように
平和なんて無縁だった。



争いは嫌いなのに
戦火飛び交っていた毎日



又明日もこんな時が続くの?低脳な僕にはあまりにも残酷だった。


後ろを振り返っては
奴らが来ないか警戒中


走ってないと
捕まえられる


見えない鬼ごっこ
僕の精神追い詰めた…。


あの日から
真面目に生きることが馬鹿らしくなった


誰にもsosが届かなかったから


何事もなかったように
奴等は振る舞い



何事もなかったように
下校時間。



下を向いて
帰っていたら



呼び止められて
拷問開始



親にも先生にも正直に次第に話せなくなっていった



奴等のルールに嵌められて生きてきたから



どんな救世主さえ現れず
皆無知で見て見ぬ振り



泣いても
わめいても
血を流しても…。


奴らの見世物に過ぎず



抵抗も
無駄に思えたから



最後の最後まで
奴隷を演じた…。



あの一年で
僕は変わり果てていった



誰にも言えずして
誰にも気づかれず



二人の自分を演じていたんだ…。


いつ
終わる…?


地獄を見せられた


僕には
身震いをしながら


毎日傷だらけで
生きるだけが



精一杯だった…。
1999年






<< newer top older >>

-エムブロ-