17:32 2015/1/4 (0)
今日、母方の祖母が亡くなりました。92歳大往生だと思います。

何度か病院から連絡があり、その都度覚悟を決めて病院へ訪れていました。
今日も看護師さんから連絡があり、脈が弱くなってきている。もしかしたらとのことで、両親と病院へ。

母は覚悟してるよなんて笑ってましたが、病院についたとたんに走り出しました。

病室には叔父さんとその奥さんが。
しかし母の姉は県外のため病院につけないと電話がありました。

サチュレーションは100〜98で安定していましたが…心拍は20台だったり70に跳ね上がったり…
血圧は脈波を感知出来ないらしくモニターに表示されない…。

呼吸も止まったり速くなったり。
じっと親戚で見守ってましたが…
医者からの説明だと、さっきはいつ心停止してもおかしくなかった状態でいまは、かろうじて安定しているが油断は出来ない。

自宅待機がいいと言われて親戚は帰っていきました。わたしと母は祖母の手を取って様子を伺いました。冷えきった手のひらに触れたら、苦しそうに息をしていた祖母の目がうっすらと開きました。本当にうっすらとでしたが、母を見た気がしました。

また安定してるだろうし、姉もくるから着替えも取りに一度帰ることにしました。看護師さんに引き留められ、帰るのか聞かれ、何かあれば連絡するのでと念をおされました。母がそれに対して不安に思ったのか、帰っていいのか悩んでいました。車を走らせること10分。
携帯がなりました。
再び危険な状態になったから来てくださいと。

妹に、バイトを休むようにいいました。

再び母が病室まで走りました。病室には看護師さんと医者がいました。

モニターは心拍、呼吸数ともに0の表示…
医者が、帰られてすぐだったと言い、母が帰らなきゃよかったと呟きました。誰も看取れませんでした。
叔父さんが到着して、医者がライトで瞳孔を確認して…ご臨終です、と告げました。

皆で礼をして、体に刺さったチューブを抜くから待機してくれと言われて、外に出ました。

冷静に話していた母が、途端に顔を覆って泣き崩れました。
母が泣く姿を見るのはこれが初めてでした。わたしは母の辛さを知って一緒に泣きました。

今は父と一緒に先に帰ってしまったのですが…父はもう葬式の話をしていたり、タバコをすぐに買いに行ったり…

もう少し何か気を使えばいいのにと…

入院前は祖母は明るくてにこにこしていて、入れ歯しないと何をしゃべってるのかわからなかったのに、母たちはすぐにわかっててすごかった。
祖父は母が小学生のころに亡くなったので、女手一つで母を含め5人兄弟を育てていたことになります…

昔から死ぬ死ぬ言ってた見たいですが、大分長生きしてくれた。そういう人のが長生きするんですよね。

おばあちゃん、遊んでくれてありがとう。
どうか、安らかに。

新年早々悲しい別れからの始まりだった。母もゆっくり気持ちを落ち着けていって欲しい。






-エムブロ-