あいしんく

あいしんく。
私は考える。

小学生のときから考えてたこと。


私の見ている世界は、
全て「嘘」なんじゃないかって。


私が実の親だと思っているあの2人は、
本当は里親なんじゃないのか。
子供ができなくて、養子をとったんじゃないかって。

私が友達と思っている人達は、
本当はしょうがなく付き合ってくれてるんじゃないのか。
頼まれて仲の良いふりをしてるんじゃないかって。

私が自分だと思ってる私は、
本当は存在しないんじゃないのか。
名前も戸籍も私という人物は存在しないんじゃないかって。


あいしんく。
私は考える。


どうして私は必要とされるんだろう。
これといった能力もないのに、
長所なんて数える程度しかなくて、
それなのに短所はいっぱいあって。
どうして私は誰かに必要とされるんだろう。

どうして私は生きてるんだろう。
たいした趣味も持たず、
自分から人と関わることもなくて、
夢も生きがいもなくて。
どうして私は今日も生きてるんだろう。


あいしんく。
私は考える。


死んだらどうなるのかな。
天国にいけるかな。
それとも地獄かな。
何かに生まれ変われるかな。
それとも何にもなれないのかな。

私が死んだ時、
いったいどれだけの人が
悲しんでくれるかな。
涙を流してくれるかな。

私が死んだ後、
いったいどれだけの人が
覚えててくれるかな。
思いだしてくれるかな。


全部わかんない。

全部ひとりごと。