ひとりごと

あの子に会ってから
上手く息ができないんだ

してはいけない
期待をしてしまう

傷付くのは怖いよ

年末に思いきって
髪の毛をばっさりと切って
ショートにした


そんな私の髪型を見て
やたら似合ってる可愛いと
あの子は言った

髪が長かった頃に撮った
免許証の写真を見ながら

絶対その髪型の方が良いよ、と

そんなことを言われたら
この髪型やめられなく
なってしまうじゃないか

本当に失ったものは
なんだったろうか

あの子から連絡がきた

あの日のことなんて
なにもなかったかのように
会ってしまった私は
愚かだろうか

あの子にとって
私はどういう存在
なのだろうか

地元にいる都合の良い
女でしかないのだろうか

好きでした。

あなたのことが好きでした。
叶わなかった。

あなたとずっといること、叶わなかった。