紅茶一杯。



言葉遊び32。(バトン)
2016年10月28日 16:01

足先しんどる


下記の文章に言葉を足してみてください。暇潰しにどうぞ。


1、見た目だけならそっくりだね
→でもね、それは所詮ニセモノなんだよ。と悲しそうに微笑みながら、贋作を破壊した。君の作品だから、君の好きにしたらいいけど。
「泣くくらいなら、しなきゃいいのに。」
聞こえないように呟いたのは自衛のため。



2、君と僕との合い言葉
→覚えてるよなと、確認するみたいに定期的に口にする。
「好きな人が出来たら」
「解ってますよ、『この関係は解消する』。なんですか、出来たんですか?好きな人。」
と、少し睨んでしまう。
「いや、全然。ただ…まぁ。お前はどうかなって思って。」
好きな人が出来てたら、今こんな場所で押し倒したりしてないんで安心してください。



3、腕組む貴方の背中にくっつく
→頼りになる大きな背中だったのに。
いつの間にか、あんまり変わらなくなってた。
長いこと一緒に居れたのは。
「僕が努力を惜しまなかったからだ。」
本当にそう思ってる。



4、忘れたふりしてどうするつもり
→バナナの皮で滑って転んで記憶喪失で自分の事だけ忘れるとか
「漫画みたいな事言ってんな!」
と怒りと悲しみと絶望に任せて、その憎き胸倉を掴んで引き寄せてヘッドバットした。
痛みにお互い悶絶したあと、思い出したと泣きながら謝罪してきたので、泣きながら許してやった。
焦ったとはいえ、自分の行動に驚いてる。



5、真ん中に居たいだけ
→爪楊枝でたこ焼き刺すとき
だいたい無意識で真ん中に刺そうとするよね
そんな感じ。と言われて、いやちょっと分かんない。と返すと、ガッカリされた。なんか解せない。



6、味付けは正反対
→好みが真逆だからって、こっちは二人分作るか調節出来るように作るのに、君は自分の好みの味付けだけで終わらせるよね!
って付き合って二年目の恋人に言われた。
無理して食べてたんだって今やっと知ったんだけど、パニックでそれどころじゃない。

なんでそんな我慢してるの。言ってよ。



7、手繰り寄せた赤い糸
→先には誰もいなかった。ただ千切れた糸だけがあった。
相手にも見えていたのか、糸の先が自分だと知ったから千切って捨てたのか。
それとも他に好きな相手がいたのか。だから千切ったのか。
正解を教えてくれる人は居ない。
ただ、立ち尽くしていた。



8、転がり損ねた坂道を
→未練たらしく振り返る。と、ぐるんと世界が反転、今下ってきた坂の下が今度はてっぺんに。
「あっ。」
後ろを見ていたから、バランスを崩す。本能で立て直そうとした僕の。
「えっ、」
胸を とん、と押したのは、この坂道の主であるアナタだった。
行ってらっしゃい。と笑顔で手を振る姿が遠のく。
この坂道は恋の坂道。転がり落ちたら、その先は。
(そう望むなら。)
アナタがそれを許すのならば。
僕はもう抵抗せず目を瞑って、身を任せた。



9、犯人は貴方ね、探偵さん
→ビシィ!と指さした先には名探偵。呆れる周囲の視線を気にせずドヤ顔。
これには探偵も面食らい、数秒後に爆笑していた。
笑いの渦に参加する。このお嬢さんはポンコツだ、敵じゃない。
問題は爆笑してる名探偵だ。
さてどうやって逃げきろうか。



次に回す人→フリー

ありがとうございました。


------------------
エムブロ!バトン倉庫
mblg.tv
------------------


雨は眠いから好きじゃない。


コメント:0
詩バトン




前n 次n 戻る 上へ


-エムブロ-