紅茶一杯。



言葉遊び33。(バトン)
2017年11月17日 12:55

リハビリにやるー


下記の文章に言葉を足してみてください。暇潰しにどうぞ。


1、花火の音か、胸の鼓動か
→わからなくなるくらいに緊張していて、しっかりしなきゃと思わず拳を握りしめようとしたら、相手の手が僕の手の中にあった。
「な、なん、なんで、」
頭が破裂しそうになる。
「なんでって、握って来たのはそっちじゃん…」
照れてる顔を見て、色々と容量オーバーしたらしく鼻血を出して倒れた。
暫くの間、会うたびに鼻血の心配をされるのが悔しかった。




2、君と2回目の、初めまして
→強くてニューゲームだ、と彼は小さく笑った。
「俺が絶対に、助けてやるからな。」
少年を見る彼の眼差しは優しく、悲しげだった。




3、諦め顔で好きだ好きだ、と
→言う、その同情を誘うようなやり方が気にくわないから気付いてないふりをした。
俺が折れるのを、許すのを待ってんだとしたら、そんな顔する限りは絶対に手は取ってやらん。




4、柔らかな肌に身を寄せて
→顔を埋め愛しの獣臭を堪能する。もふもふの愛しいあなた。艶やかな毛並みに溺れていたい。
「…時間だ。またな。」
と、皿を空にしたあなたは余韻を楽しませるつもりはないとつれない態度。
「待ってるから。」
この皿を、あなたの好きな物でいっぱいにして、待っているから。
「いつか、まんぞくしたら、ずっと一緒にいてね。」
一度だけ振り向いて静かに笑っただけで、返事はくれなかった。




5、ようやく君と並んだね
→伸びた影が君に並ぶ。昔は小さかった僕の影は、今じゃほとんど同じ大きさ。
「大きくなったね。」
見上げていたあの頃の僕はもう居ない。
「もう子供じゃないからね。」
「まだまだ子供だよ。」
少し寂しそうに言う。君にとっては、僕は子供のままが良かったんだよね。知ってたよ。




6、叩かれた意味が分からなくて
→茫然とあなたを見た。目の前のあなたは、僕より傷付いた顔をして、涙を溜めていた。




7、割り箸が上手く割れなかったから
→見かねた君が新しく割って寄越した。
ありがとうと言うことすら下手くそな自分に嫌気が差しながら、お礼にチャーシューを一枚進呈した。




8、水より何より君が欲しい
→酔ったふりして本音をぶつけたけれど、そんな卑怯な俺を君は笑って流した。
当たり前だ、本気にするわけないだろう。分かっててやったんだ、なんで傷付くんだ。自業自得だろ。
「あれ、ねぇ、泣いてる?」
「いや全然。」
鼻をすすったのは、ちょっと風邪気味なだけだから。




9、見破ってと、あちこちに証拠を散りばめて
→追い掛けてくる君から逃げるこの幸せを、きっと理解する人は少ないだろう。
これはもう、恋だよ。
私はそう自覚している。



次に回す人→フリー

ありがとうございました。



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前にリハビリで書いて途中で放置して、またなんか書きたくなったので後半やりました。創作意欲でてきたのかしら。ただ鬱憤が溜まっただけだろうか。


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