17/11/15 23:58 (:単発/妄想(ジャンル無節操))
  ルチルと。17
話題:妄想を語ろう
「金剛先生」


ダイヤモンドの説得を諦めたルチル


金剛先生が
〈にんげん〉に手渡した物が何かを聞く

「あぁ‥アレか」


「あの粒を食べてから暫く目覚めなくなりました‥金剛先生も瞑想の時間が増えましたし、アレは」

「滋養強壮だ」


「‥は?」


「この地には栄養価の高い生き物や植物が存在している」


淡々と説明をする 金剛先生


「あの眠りは‥普段よりもかなり長時間眠っていましたが」

疑問視するルチル


「一応注意しておいたのだが‥」


〈にんげん〉が居る隠し部屋


天井を眺め

濡らした布で
乾いた血を拭う


「イタタ‥」


カッ、カッ、カッ


「‥?」


カッ、カッ、カッ‥
ガッ ガタン


「あ、ルチル‥」


真顔で迫るルチル

「ルチルさん‥どうなさったのですか」

肩を掴まれ
至近距離で眼光鋭く

「貴方、1日の摂取量無視しましたね」


「あ、はは‥あの‥美味しくて、つい」

「金剛先生から注意があったんですよね」


『此処はにんげんの世界の食べ物とは違う‥副作用が無いとも限らないので様子を見て下さい』


「1日2粒ですって」

気まずそうに目を逸らす
〈にんげん〉


「私の目を見なさい」


ルチルの手が
頬をガッチリ押さえ
強引に引き寄せる


「さぁ復唱!1日2粒!」


「1日2粒!!済みませんでした‥!」


「貴方‥もう」


頬から手が落ち

力なく抱き締める


「心臓に悪いって‥こういう時に使うのでしょうね」


ルチルの声が耳に


「兎に角、アレは私が預かります」


「えぇー‥はい」


目で威圧のルチル


「これから頻繁に来ますからね」


金剛先生からの
命の粒は、一切合切ルチルが管理する事に。


「またあとで来ます」


理由も分かり

清々しい思いで部屋を出る ルチル


「‥あ、まだだ」


ダイヤモンドへの説得


完全に恋人と勘違いしている‥。そんなダイヤモンドを 説得出来るのだろうか

「‥流れに任せよう」

ルチルの朝は始まったばかり

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