19/01/07 23:59 (:単発/妄想(ジャンル無節操))
  鶴見中尉と。5
話題:妄想を語ろう
落ち着かない様子で
あの部屋へと向かう
鯉登少尉


小部屋から覗く

衝立が目隠しになって向こうからは当然見えない


息を潜め 鶴見中尉と女が 来るのを待つ

日が落ち
薄明かりの中


漸く足音が響く


(‥鶴見中尉殿)


ギリギリまで
身を寄せ覗く


「また宜しく頼む」

「はい」


カタン、コト


(何だ?何をしている)

女の姿が被ってしまい、
見えない


(‥ん、右!右‥)


もどかしいその隙間を舐める様に覗く

(ん!見えた‥え?)


またも鶴見中尉に
抱き付き弄る女の指

微動だにしない
鶴見中尉


対照的に細やかに身体を動かし隅々まで触れる‥その細腕

(‥なッ、これは見ていいものなのか!?)


そのまま黙って見ていたら 男女の交わりになりそうな‥


(お止めした方が)


葛藤する鯉登をよそに、女が横になる様に促す‥と


素直に応じる

鶴見中尉


それを

固唾を飲んで見守る鯉登


何かあったら直ぐに

(斬る‥)


「では、背中を‥」

(鶴見中尉殿は男女の関係は無いと‥)


違うのか?
あの親密さは


「今夜のこの香りはイイね‥凄くイイ」

鶴見中尉の
ウットリした声


(‥鶴見中尉殿‥!)


「そのままうつ伏せでお願いします」


(ッ‥あの女!)


無防備な鶴見中尉の上


針を握り笑う

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