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昨夜のコンサート、無事に終演となりました 「Rebirth」と名付けられた松岡理枝さんのリサイタル、これまでの音楽家としての積み重ねが試されるプレッシャーと戦い切った彼女に心からの敬意と拍手を贈らせて頂きます 彼女が私にゲスト出演を依頼してきたのは、私が昨年の冬に書いたブログ記事『キジバトロス』が切っ掛けだった 昨年の10月末、我が家のベランダから手を伸ばせば触れられる程の場所に立つ楓の木にキジバトが巣を掛けた‥ その頃 2つの台風が関東を襲い、ただでさえ秋雨続きで悪天候であったのに、大揺れに揺れるの木の中で淡々と抱卵,子育てをするキジバト達に私が感動してブログを書いたのだった‥ これを読んでシンクロしてしまった松岡さんまでもが感動し、出演依頼をしてくれて 凡そ25年ぶりの再会となった流れだったと思う ヒナ鳥たちが巣立ちをした後、楓の木は紅葉,落葉,雪化粧‥ と姿を変え、私は、春と成りまたこの木が緑で一杯になった頃、キジバト達‥ あの番(つがい)か成長したヒナ鳥達か誰かが再び戻ってくるのではないかと密かに期待していたのだ しかし、キジバトたちはこの木に姿を見せることはなく季節はもう夏となっていた ‥‥ それがである‥ 昨日のコンサートの朝、ベランダの方からキジバトの声がする‥ もしや‥ と思って楓の木にそっと目をやると、昨年彼等が作った巣の中に身を埋めているキジバトが居て 私と目が合った キジバトたちが姿を消した日からほぼ9ヶ月‥ 彼等が縁を結んだコンサートの朝に再び戻って来るなど、日本昔話じゃあるまいし 余りに出来すぎていた ちょっと伝わり難いとは思うけれど、私と松岡さんにとって、この偶然は驚嘆する程 感動的な出来事だった 不思議なことはあるものだ‥ 私は時折思うのです 私たち人間は日頃の慌ただしさの中に流され その声に気がついていないだけで 不思議な運命の囁きは すぐ身近に満ちているのかもしれないと‥ 昨年12月に投稿した『キジバトロス』の記事→mblg.tv |