音楽プロフィール

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 御節料理の話をしようか 
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現在、偶然に同郷の方と仕事をご一緒している

正月に熊本に帰省されたということで、古里で振る舞われた御節料理の画像を見せて頂いて驚いた

テレビコマーシャルでも中々見ないような豪華絢爛な御節の数々に、一瞬で頭の中が正月の香りで一杯になった

ご親戚が集まっての宴会だったようだけど、私が子供の頃の熊本では 正月に親戚一同会しての宴会というのは珍しいことではなく、当時はその本家のお嫁さんは本当に働き詰めで大変だった
今は亡き私の母がそうだったから、宴会の席より 母が料理を作っていた場所に長く居た子供の私は、それを良く知っている
今の世の中でそんな事が行われようものなら、「私はお手伝いさんじゃない!」という事で終了であろう(笑)

でもね‥ ちょっと真実を話しておくと、自分は宴会の席に座らず一人で裏で料理を用意している母が 辛い顔や悲しい顔をしていたかと言うと、決してそうじゃない
元来、料理する事が好きで、みんなに喜んでもらえることが好きだった母の顔は、厨房で楽しそうだった
そりゃあ宴会の席に座った時には、他の親戚の前でその顔は芝居をしていただろうけれど、裏で料理を作っている時に嘘の顔をする必要はないからね
こっそり気付かれないような空気感でそこに座って見ていた子供だった私は、楽しそうに料理している母を見ているのが好きだった
時代‥ だろうね
正月の宴会を裏で支えることを任されたという事は、即ち、それが其の本家の嫁として認められたことになり、それを誇りに思える‥ そんな時代だったのだ

まぁ‥ そんな昔の価値観が存在したということに対し、共感は期待しないし、求めもしない





時代は移り変わり、今では正月三が日にも何もしないお宅が増えた
更に 大宴会となると、核家族化が進み、また、親戚が集まることを正直に面倒に感じる人々も増えたのだから、それは無理もない自然な成り行きでもある

そんな今の時代の中にあって、私よりずっと若い世代のこの方が、昔ながらの豪華な正月の宴会の文化を味わっていらっしゃった事が、驚きであり、また自分とは関係ないお宅の話でも とっても幸せに感じたのだった


余りに美しい御節料理であったので、他のメンバーにも その画像の事をお話したら、帰り際にみんなで画像を見て盛り上がった
スマートフォンの画面を見つめる皆さんのキラキラした眼差しが素敵な光景だった
きっと、人生の先輩である皆さんは、そういう正月の行事を体験して来た方たちばかりで、懐かしくもあったのではないかと想う

実家で穫れたという蜜柑 (どんな実家なのだw) や郷里熊本の土産を頂き帰宅した

酸味と甘味のバランスが蜜柑らしい、旨い蜜柑だった





新年最初の練習場が温かい空気に包まれた

自分が大事にしている仕事の現場を 大切に思ってくれるのは、本当に嬉しいことなのである








感謝再拝 🍊










































コメント→【024/01/11 15:13


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