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きょうは或るソプラノの方との打ち合わせで池袋に居た この夏、コンサートで共演させて頂くことになっている 凡そ25年ぶりの再会ではないかという話になって盛り上がり その方が当時の話をしてくれる中に登場する私が、何やら自分ではないような気がして‥ 少しずつ記憶が甦ってくると、自分も色んな事をやってきたんだなぁと 危うく涙がこぼれそうになった 私は昔のことを‥ 特に人との想い出をとんでもなく忘れている時がある これまで接してきた色んな人が御自身の想い出を語っていらっしゃるのを聞いてきて、間違いなく 私の忘れ方は普通じゃないと自覚している 別に歳をとったからじゃない‥ 昔からそうなのだ‥ これだけ聞くと 記憶の在り方を心配されてしまうかもしれないけれど、楽譜の暗譜等は早い方だから 私の記憶から埋もれて行くものには 多分何かの共通項があるのだと思う 若い時分に 音楽の仕事上で将来に関わるような不本意な仕打ち受けた経験もあるが、当時 相当困らせられたような事ですら、人から思い出す切っ掛けをもらうまで その憎悪した感情ごと忘れていて、その経緯を知っている人から飽きれられる事すらある (笑) それは或る意味 幸せな性質ともいえるから良いのだけど‥ 良い想い出までかなり忘れているのではないかと 少々自分が心配になる (笑) まぁ いいや‥ 気にしたところでどうにもならんし 気にすると体に悪い 「忘れようとしても思い出せない」 ‥ という名台詞があったね w 私は忘れようとはしていないんだけどね‥ 思い出そうとしても 何を思い出せばよいのか分からない‥ 風流だね |