〜波間のクラゲ〜
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2010/12/25 Sat 17:55
ひめゆり展

話題:沖縄

【ひめゆり 平和への祈り】展

(ひめゆり平和祈念資料館
・朝日新聞社 主催)
in
大阪人権博物館
(リバティ・おおさか)
に行って来た。

来場者は
開幕から1カ月で
1万人を超えたんだそう。

『ありったけの地獄を集めた』
(米軍報告書)
と表現された太平洋戦争末期の沖縄戦
戦後65年を契機に、
糸満市の
【ひめゆり平和祈念資料館】
にある生徒の遺品など
貴重な資料を初めて県外に搬出。

4月3日の愛知県を皮切りに
全国5ヶ所での巡回展で
このリバティ・おおさかが
最終地となる。


搬出された展示品は
約80点で
その中には、
昨年発見された
ひめゆり学徒隊を構成した
県立第一高等女学校の
校章も含まれている。

この校章は
沖縄戦遺骨収集ボランティア
ガマフヤー代表の
具志堅隆松さん(54)が
昨年12月31日、
荒崎海岸で
遺骨収集作業をした際に
【集団自決】
があった場所の岩陰から発見。
ひし形で、
"高女"の字と白ユリ、
葉がデザインされている。


これは
生徒が制服に着けていたもので、
同校の生徒ら計10人が
【集団自決】(強制集団死)
した場所で発見された事から、
亡くなった生徒の物とみられる。

戦後64年目に
校章が出てきたことに
関係者らからは

『"これからも戦争の事実を伝えてほしい"
とのメッセージだ』

『沖縄戦を継承する上で重要な物証』

との声が上がっているという。

戦争体験者も高齢となり
戦争体験の
『次世代への継承』
がテーマ。


ちなみに…
【ひめゆり】は
学徒隊員の母校
沖縄県立第一高等女学校の
校誌名
"乙姫"と

沖縄師範学校女子部の
校誌名
"白百合"とを
組み合わせた言葉で、
元は【姫百合】だったものが
戦後、
ひらがなで表記されるようになって
植物のヒメユリとは
関係ないんだって…

てっきり、
ユリの名前から来てるんだと
思ってた


感想や
ひめゆりの方々へのメッセージを
書く用紙が用意されてあって、
これまでに書かれた方々の
メッセージの一部が
展示されてもいたけれど(メッセージは朝日新聞に
掲載されるコトもあるそうな)

ワタシはどうにも、
見終わってスグにその場で
文章に書き起こすコトなど出来ず…
何も書かずに
感じたコト・学んだコト、
自分の思いもゼンブ

持ち帰って来ちゃった

また、
リバティ・おおさかは
様々な"人権"について
ブースを区切って
豊富な展示がされていて、
これまではあまり
関心の及ばなかった種類の
人権問題についても
学び・考えてみるコトが出来るから
一度は是非。


というコトで、
今回の【ひめゆり展】

沖縄に行かずとも
貴重な資料や
証言ビデオの数々が
じっくりと見られる
このチャンスは
残念ながら
明日、26日まで

急げっ



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