家・常・茶・飯


8月11日 23:56
拝み屋郷内 花嫁の家

ただいまこのシリーズにはまってまして。
こちらの本も二日ぐらいで読破。

怖いの苦手なのについつい読んでしまうわ。



地味な仕事が多いはずの拝み屋さんが、一万分の一、十万分の一の確率で出会ってしまう“例外”が今回の話である。

第一章 「母様の家、あるいは罪作りの家」は短編の実話怪談集が語られていきますが、途中「?」ってなって、一つ一つの話が点線で結ばれていき、最後きちんとした一本の線で結ばれていくのです。

凄く怖いのだけど(じっとりした怖さだな)、ラストのところでちょっと悲しくもなり、これからを生きていくある二人に精一杯笑顔で生きてほしいなと思った。

第二章 「花嫁の家、あるいは生き人形の家」
嫁いだ家の花嫁が三年以内にかならず死ぬという祟りに悩まされている家系の話です。

覚悟を決めてその家に嫁いだ霞さん。
お嫁にきてやっとわかった。
この祟りは嘘ではないし、どうお祓しても日増しに恐怖が募ってくるのだとか。

このことで郷内さんに、助けをもとめられるのですけど。

あんまり書くとネタバレになるし、できたら読んでもらったほうが怖さはそのほうが通じるように思うのよね。

じっとりした怖さがあると思うのよね。

「母様の家、あるいは罪作りの家」
「花嫁の家、あるいは生き人形の家」

この二つ微妙なところで繋がっていて、ホントびっくり。

世の中にはこんなホントに不思議で怖い話が、あるんだなあ。


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