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診断シリーズ

夜の国のクーパー

世襲が伝統の国王・冠人が治める国には、クーパーという大きな樹が襲ってくる危険があり、その為、国の男達の中から退治する者を毎年何名か決め、送り出してきた。

クーパーを倒したら、その男達はクーパーの主成分である水がかかり、透明人間になってしまうのだそうだ。

そしてその透明人間は、国にピンチが訪れた時に、光る石と共に助けてくれるのだ。
そんな伝説が残る村は、クーパーの退治により新たなクーパーが出現しないと冠人が知らせ、それ以来、クーパーを恐れることはなくなった。

偉大な国王・冠人の息子・酸人の横行があるまでは…。

冠人が不在の際、酸人は国民に暴力を働き、いちゃもんをつけては国民をいたぶり遊んでいた。
国民は冠人と比べ、酸人の馬鹿っぷりを嘆いていたが、そんな中、国の別の町の人間が闘い続けてきた敵国・鉄国との戦争の敗退により、冠人の国は鉄国の支配下に置かれることとなった。

心配し、動揺する国民を前に冠人は、抵抗しなければ大丈夫だと鉄国の国王と話はつけてきたと言うのだが、鉄国の兵士は冠人を撃ち殺してしまう。

鉄国の兵士達に怯える国民。
何とか鉄国の兵士を追い出そうとした国民と、それを見守る猫達の話。

『夜の国のクーパー』
著者伊坂幸太郎
発行者 株式会社東京創元社
ISBN 978-4-488-02494-9

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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猫弁と指輪物語

女優・白川ルウルウが飼っている猫が妊娠した相手を探すという依頼を、インターンシップで事務所の職員をしている大学生・味見克子から受けた百瀬は、ルウルウに会いに行く。

無礼な小松からまこと先生が引き受けた黄色い蛇は、四国の動物園へ嫁ぐことが決まったのだが、困ったのは四国までの輸送である。そこに猫を轢いたと駆け込んできた土田帆巣(はんす)33歳は猫を轢いておらず、猫が驚いて骨折しただけだった。
猫の様子を見るため仕事を蹴り、無職になってしまった土田にまこと先生は、蛇の輸送を頼む。

百瀬は大福亜子に婚約指輪ではなく、エンゲージシューズをプレゼントしたいという。勿論、秋田の三千代の靴でだ。
首を傾げる晴美や七重をよそに、大福亜子は秋田へ旅行に行けること。隣に並んで新幹線に乗れること。百瀬からプレゼントをもらえることを喜んでいた。

『猫弁と指輪物語』
著者 大山淳子
発行者 株式会社講談社
ISBN 978-4-06-218218-8

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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猫弁と透明人間

くるものを素直の受け入れるお人好し弁護士・百瀬は、今日も前頭葉に空気を送り頑張っている。

大福亜子と婚約し、全てが順調であった。

『猫弁と透明人間』
著者 大山淳子
発行者 株式会社講談社
ISBN 978-4-06-217760-3

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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PK

数年前、ワールドカップ予選で日本代表の小津が、最後のPKを決めた理由を知りたがる大臣。

小説家の父は、小説家が子供の頃、何か悪いことをすると父の友人である次郎君の話を聞かされた。
ゲームばかりして目にカラフルな色がくっついてしまった話など、子供心に怖いと思いつつ楽しみにしていたのだ。

大臣がPKについて知りたがった理由、それは小津が蹴る少し前、チームメイトの宇野が何か話しかけた途端、小津の表情が和らぎ、その結果、見事ゴールを決めたからだ。

「人は時折、巨大な何かに、試される時がある。そう思うんだ。」

“勇気の量を。”

『PK』
著者 伊坂幸太郎
発行者
ISBN 978-4-06-217496-1

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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