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ブルーマーダー

警視庁の姫川班が解散し、散り散りになった後、姫川が担当したのは、またしても、ヤクザ組長の殺人事件だった。
17歳の時、自身の身に振りかかった強姦事件から、男に恐怖を感じていた姫川が、心を許した相手・牧田との関わりを、部下であった菊田に知られ、菊田の姫川への想いを裏切ったと思い続けている姫川は、かつての班のメンバーで、菊田にだけ、連絡をとれずにいた。

『ブルーマーダー』
著書 誉田哲也
発行元 株式会社光文社
ISBN 978-4-334-92855-1

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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桐島、部活やめるってよ

バレー部キャプテンで技術もあるリベロの桐島が、部活をやめる。
桐島が何故、部活をやめようと思ったのか、本人が出てこないので、本当の事は分からないが、思いやり?友情?何が足りなかったのか、想像しながら読む感じ。

クラスに入った瞬間に、自分のクラスでの位置が分かる、などという現代の若者をそのまま表現した事で受けた小説。
小説自体は新人なので荒削りなので、内容もそんなにつまってはないですが、若者感覚は確かにあると思う。それが今の武器で売りなので、それが歳をとるごとに、その頃の若者とかけ離れていくとき、この作家が残るかどうかが決まると思う。

『桐島、部活やめるってよ』
著書 朝井リョウ
発行元 株式会社集英社
ISBN 978-4-08-746817-5

本日は、お日柄もよく ☆

あれは、2か月程前の事だったでしょうか。ある夜、厚志君が「相談がある」と言って、私に電話をしてきました。
「実は好きな人ができた。会社でアルバイトしている子で、まだ二十歳そこそこ。凄く可愛くて、とっても良い子で、みんな彼女を狙ってる。だから僕は考えた。結婚しちゃえばいいって。それって、早すぎますか?」厚志君は、そう言ってきたのです。私はすぐさま答えました。「それのどこが相談なの?もう決めてるじゃない」って。(笑いが起こる)

世の中に、早ければ早い程美味しいものが、3つあります。
1.ボージョレ・ヌーヴォー。(フムフム)
2.吉原屋の牛丼。(アハハ)
3.結婚。(ほぉーっ!)
今日は、会場のこの3つが勢揃いしていますね。そう思いませんか、皆さん?(拍手)

そして、年月を重ねれば重ねる程、深い旨味が増してくるものが、3つあります。1愛情、2人生、そして、3結婚です。

新郎のご両親は、残念ながら、一昨年、昨年と、この日を待たずに他界されました。私はご縁あって、新郎の父上、衆議院議員、今川篤郎先生と懇意にさせていただいておりました。
奥様を亡くされた先生に、生前一度だけ、失礼を承知で伺った事があります。

「ご結婚なされて、一番良かった事は何でしたか?」

先生はあの独特の渋い声で、それでも堪らなくお優しい口調で仰っていました。

「深い旨味のある人生を、あいつと一緒に味わえた事かな」
そしてこうも仰いました。
「一度、厚志にも言ってやらなくちゃな。時にしょっぱくて苦しくても、人生の最後の方で、一番甘いのが、結婚なんだ。お前もさっさと体験してみろ、いいもんだぞって」

果たしてお父様が、厚志君にその言葉を伝えたかどうか、私には分かりません。けれど、こうしていっぱいの愛情と豊かな人生を分かち合う為に、厚志君は恵里さんと共に、ここに座っている。お父様に代わって、申し上げたいです。
「どうだ厚志、結婚って中々良いもんだろ?」

お父様も愛されたフランスの作家、ジョルジュ・サンドは言いました。あのショパンを生涯、苦しみながらも愛し続けた彼女の言葉です。

「愛せよ。人生において、良きものはそれだけである」

本日は、お日柄も良く、心温かな人々に見守られ、2つの人生を一つに重ねて、今から2人で歩んでいってください。たった一つの、良きものの為に。おめでとう。


原稿はきっちり仕上げる。けれど決して読まない。どんなに優れた原稿であっても、棒読みになった途端、聴衆の関心が薄れるから。必ず全文暗記する事。とは言え、あまり複雑で長い原稿は覚えられないから、ごく短くまとめる事。その中で、自分でも覚えやすいエピソードを交えると良い。
“言葉を贈る自分も、贈られる側も、一生忘れない様なエピソードを”

尺はゆっくり喋って5分。聴衆が笑ったり、拍手したりして、その都度一瞬話すのを止める数秒間も入れて。

スピーチの極意 10箇条

@スピーチの目指すところを明確にする
(誰に向けて、どう伝えたいか?)

Aエピソード、具体例を盛り込んだ原稿を作り、全文暗記する事。

B力を抜き、心静かに平常心で臨む事

Cタイムキーパーを立てる
(スピーチ5分前からは時間を見ず、リラックスする)

Dトップバッターとして登場するのは極力避ける事

E聴衆が静かになるのを待って始める事

Fしっかりと前を向き、右左を向いて、会場全体を見渡しながら語りかける事

G言葉はゆっくり、声は腹から出す事

H導入部は静かに、徐々に盛り上げ、感動的に締め括る事

I最後まで、決して泣かない事幼馴染みの結婚式で、社長のつまらないスピーチ中、寝不足からスープ皿に顔面ダイブしてしまうこと葉。大恥をかいたその結婚式でスピーチライター・久遠久美のスピーチを聞き、自身も友人の結婚式のスピーチを任された事もあり、久遠に興味を持つこと葉。
久遠のスピーチから、幼馴染みの父で、政治家のスピーチや、政党代表の追悼挨拶まで、久遠が携わっていたと知る。こと葉が当時のスピーチを一字一句覚えていた事から、久遠はスピーチライターの素質があると見抜き、こと葉にスピーチの仕方を無料で教える代わりに、スピーチライターの仕事を手伝う事になるのだが…。

『本日は、お日柄もよく』
著書 原田マハ
発行元 株式会社徳間書店
ISBN 978-4-19-862985-4
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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