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エリカ 女性秘匿捜査官・原麻希

『エリカ 女性秘匿捜査官・原麻希4』
著者 吉川英梨
発行元 株式会社宝島社
ISBN 978-4-8002-0579-7

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。

蝦蟇倉市事件1

蝦蟇倉市という実在しない町で起こる沢山の事件を、複数の著者が書く、テーマ小説。

「浜田青年ホントスカ」伊坂幸太郎
スーパーの広すぎる駐車場を活かす方法を考えていたスーパーのオーナーに稲垣は、駐車場にプレハブを建て、そこを貸したらどうかと提案した。
オーナーは稲垣にプレハブを貸し、悩みや疑問、相談に助言をするという、相談屋を始める。
ある日、相談屋の前を通った浜田に、行くところがないならうちでアシスタントをしないかと声をかけた。そして相談屋のプレハブ内の1部屋を与え、相談屋として稲垣が営業している間、隣の部屋で監視カメラを見ていてくれと頼む。一週間後来る予定になっているお客さんに顔を会わせられない稲垣に代わり、浜田が相談屋として話を聞く為、自分の仕事振りを見ておいてほしい、と。
一週間経った今、浜田をアシスタントにした本当の理由を話す稲垣。裕福な浜田家から浜田を誘拐し身代金がほしいが、青年の浜田を誘拐する方法が思い付かないと相談された稲垣は、自分の元でアシスタントとして一週間雇う事を提案する。計画通り浜田を誘拐したと思っていた稲垣は、夕刊に浜田が亡くなったと記事に載っていたのを見て、ここにいる浜田は何者か考える。
稲垣に浜田誘拐を相談した者は、偽浜田に浜田の依頼殺人を頼んだのだと言う。そして偽浜田に稲垣の殺害をも頼んだのだ。このまま自分と共に逃げ、違う町で相談屋をやらないかと提案する偽浜田だったが、稲垣は相談者に協力すると言い、自分を殺せと言うのだった。


その他短編は印象に残らなかったので、割愛します。

『蝦蟇倉市事件1』
著者 伊坂幸太郎
   大山誠一郎
   ハカタ ユキヒ
   伯方雪日
   福田栄一
   道尾秀介
発行元 株式会社東京創元社
ISBN 978-4-488-01735-4

マリア 女性秘匿捜査官・原麻希

奈良で犯人に騙された麻希は、新たな殺人を行なう機会を自ら与えてしまった事を受け、正式な辞令が出るまで3ヶ月間の謹慎処分中だ。

警察学校時代の同期・織江の離婚式に出席した麻希は、同じく同期で仲が良かった、売れない芸人の妻・愛香と再会する。織江の離婚式で秘匿捜査官の異名を聞き、是非捜査の知恵を貸してほしいと織江の同僚・原田から頼まれた麻希は、謹慎中だと断るが、事件の概要を聞く内に興味が沸く。

身寄りもなく昼はファミレス、夜はデリヘル嬢として働いていた女の腐敗した死体が発見されたが、その死体がろくに捜査もされずに自殺として処理されたというのだ。原田は何かがおかしいと現場から感じ取り、こっそり現場に残された靴跡を取っていた。
麻希もその靴跡を見るが、見慣れない靴底だった。また、折り紙のような小さな切れ端を拾った事から、何か特殊な運動用のシューズで、学園祭や行事のある学校に関係のある人物が、死体と関係していると考えた麻希は、近隣の学校で死体が腐敗した時期に行事の準備をしていた学校にあたりをつけ、原田達と向かう。

捜査の帳場が立っていない為、女子校の学園祭の一般客に紛れた麻希達は、チアリーディング部の学生達が、物騒な話をしているのを聞く。すると学生の一人・ほのかの爪に血の跡を見つける。
チア部の演目途中、アクシデントから学生がピラミッドから落ちる、そして会場の独特な臭いから、麻希はステージ下の収納を開けると、チア部のコーチの死体が出てきて…。

『マリア 女性秘匿捜査官・原麻希 3』
著者 吉川英梨
発行元 株式会社宝島社
ISBN 978-4-7966-9877-1

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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流星ワゴン

癌である父を見舞う為、足繁く田舎に帰る俺は、少しずつ死に近付く父を思う気持ちよりも、リストラされ、再就職先も決まらず、情けないが旅費として父から貰えるお金の差額が欲しくて来ているところもある。田舎からの帰り道、もう死んでもいいかなと考えた俺の前に、古いオデッセイが停まり、助手席の健太に「遅かったね」と声をかけられる。
知らない親子の車に迷う事なく乗った俺は、知らない人のはずなのに、父があと4・5日しかもたないだろうと言い出す。一体この親子は何者なんだと考える俺に、不器用なのに家族でドライブがしたくて免許を取った父が、事故を起こして亡くなった新聞記事を読んだことを覚えているかと聞く。自分達がまさに、その親子なのだと。
後悔と悔しさから成仏出来なかったのだという2人と共に、車はどんどん走っていく。
死んだはずのヤケにフレンドリーな親子は、大切な場所に連れていってくれる。

『流星ワゴン』
著者 重松清
発行元 株式会社講談社
ISBN 4-06-274998-X

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あの日、君と Girls

『あの日、君と Girls』
編者 ナツイチ制作委員会
著者 あさのあつこ
萩原浩
加藤千恵
中島京子
本多孝好
道尾秀介
村山由佳
発行元 株式会社集英社
ISBN 978-4-08-746831-1

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