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死亡フラグが立ちました! カレーde人類滅亡!?殺人事件

死神と呼ばれる政府御用達の殺し屋の正体を突き止めたが、それを記事にしようとしたところ、圧力によりボツ原稿となってしまった。とうとう廃刊の危機が濃厚となってきた。すると今度は、マヤ文明の予言で人類滅亡の年であることから、人類滅亡の危機を食い止めろと言われる。
いつものように記事の入稿まで一週間しか与えられなかった俺は、オカルト系の噂として現在調べていた呪いの動画について調査する事にする。

渋谷のスクランブル交差点が赤から青になるまでの間を映したその動画を観た人の中で4人が3日以内に心臓発作で亡くなっていた事から、呪いの動画と言われているのだ。しかし、俺もその動画を観たが、何事もなく現在に至っているので、どうにもオカルトとしての怖さに欠けるところだ。
ひとまず4人の職場を訪ね、接点や共通点を探ったが、何も出て来なかった。

一方、本宮は、11月に出産予定の妊婦が相次いで心臓発作を起こして亡くなった事を受け、警察に協力を求められていた。そこで本宮は俺を助手として呼び出し、呪いの動画と妊婦が共に心臓発作で亡くなっている事から、何かつながりがあるのではないかと調べ始める。
呪いの動画について専門家の意見を聞きに行った俺は、現在も魔女は生きており、対立する2派閥の内の1つが、7代に一度の強力な力を持つ魔女の誕生を心待ちにしていると聞く。そしてその魔女こそ、2012年11月に産まれるのだという。
対抗勢力にもその情報は伝わっており、強力な魔女の誕生を阻止しようと呪いの動画を使い、実験をしていたのではないか?と考えた本宮達の元に、死神から殺害予告が届く。魔女と死神から逃げながら、魔女の正体を突き止めようとしていた本宮と俺は、死神にカレーで誘き寄せられ死にそうになるが、死神の仕事ぶりを見て焦れた魔女が、死神に手を貸そうとしたところで死神にへそを曲げられ、死神は本宮・俺殺しから手を引く。

魔女だけを見ていれば良くなった本宮と俺だが、追い詰めて息の根を止めたはずの魔女が、影武者だと気付く。
魔女の差し金でドラマ「美妊婦のミタ」の途中に無理矢理入れた映像で、外国語で11月に出産予定の妊婦に呪いをかけたのだ。

やがて魔女が本体を置いていたカバラ商店街に行き着いた俺達は、本物の魔女と対峙し、またしても人類の危機を救ったのだ。

『死亡フラグが立ちました! カレーde人類滅亡!?殺人事件』
著者 七尾与史
発行元 株式会社宝島社
ISBN 978-4-8002-0398-4

それなりに面白いけれど、iPhoneや家政婦のミタなど、その時代のノリをそのまま投影しすぎているので、学生が書いた小説みたい。もう一歩、深みがほしいところ。

死亡フラグが立つ前に

本宮さんは学生時代から変わっていたすごい人だったんだなぁ。
赤いコートを着た幽霊に襲われる。息を止めている間は幽霊に見つからないというのはユニークな設定でした。また、幽霊になってしまった原因の整形失敗を、どうしてそうなったのか医師と幽霊に向かって話すのもウケた。
少年漫画のギャグみたいな感じで楽しかった。

『死亡フラグが立つ前に』
著者 七尾与史
発行元 株式会社宝島社
ISBN 978-4-8002-2026-4

沈没ホテルとカオスすぎる仲間たち

日本を出て海外の安いホテルで暮らすバッグパッカー達は、お互いに脛に傷持つ身である為、あまり干渉せずに生きていた。

しかし、ホテルの住人である日本人マイコンが殺された事でどんどん事件に巻き込まれていく日本人客達。
なんとか自分達で犯人を探し出そうとするが、どんどん仲間が殺されていく。

日本人で銀行を襲い恋人を殺された女性が、マイコンのパソコンで整形前の顔を検索し、バッグパッカーの中に、恋人を殺した犯人がいると知る。そして女性は恋人を殺した犯人を殺し敵討ちをしたのだった。

同情の余地があり黙っているのを勧めたが、女性は銀行で恋人と共に焼き殺された他の銀行員の遺族の為にも自首し、真実を知らしめると言うのだった。

『沈没ホテルとカオスすぎる仲間たち』
著者 七尾与史
発行元 株式会社廣済堂出版
ISBN 978-4-331-05957-9

殺戮ガール

10年前、遠足に向かうバスが突如消える。乗っていた女子高生30人近くが行方不明となり、当時の新聞はそれを挙って取り上げたが、未だに一人の生存者も死体も出てこなかった。

女子高生のおじである刑事は、別の事件の捜査から、姪がいなくなったジェノサイドに繋がる情報を得る。
自分の正体を探ろうとする者全てを殺す殺人鬼の女性は、名前を変えて生きていた。ある時はお笑い芸人、ある時は真面目なバイトというように。そしてその女こそ、姪の事件と繋がっているのではないかと考えたおじ。

殺人鬼となる女子高生・ミサは、笑わなかったという理由でクラス全員を生き埋めにする事を考える。そしてバスを山に掘った穴に落とし、鉄パイプで殺し合いをさせた後、生き埋めにした。
そして名前を変えて今日も生きているのだ。

『殺戮ガール』
著者 七尾与史
発行元 株式会社宝島社
ISBN 978-4-7966-6964-1

死亡フラグが立ちました! ☆

フリーのライターをしている俺は、オカルト系雑誌の編集長から、雑誌の売上が上がらなきゃクビだと宣告されてしまう。
今月号で俺が担当した死神と呼ばれる殺し屋についての掲載が好評だった事から、編集長は死神についての取材をしろと命じる。
ジョーカーのカードが送られ受け取ると、24時間以内に必ず思いがけない何かが起こり死ぬというオカルト話を調べる事になった俺は、死神の正体を探る事となり…。

『死亡フラグが立ちました!』
   ナナオ ヨシ
著者 七尾与史
発行元 株式会社宝島社
ISBN 978-4-7966-7725-7

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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