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ALONE TOGETHER



『ALONE TOGETHER』
著者 本多孝好
発行元 株式会社双葉社
ISBN 4-575-50844-6

MISSING

「眠りの森」
海へ飛び込み自殺をしようとした高校教師は、地元の少年に助けられる。人を死なせてしまったのが辛くて死にたいのだと言う。
親戚の伯父さんとの間にお金がほしいが為に産まれた娘だと知り、自分の存在意義を探している女子学生の悩みを聞いた俺は、自身も運転中に飛び出してきた子供を避ける為、ハンドルをきり両親を亡くした過去を持っている事もあり、女子学生との距離が縮まる。

親戚の家で育てられ不自由はなかったが、血の繋がった家族ではないと考え、人との距離が遠い俺は、女子学生と一線を越えたが卒業まであと半年というところで校長にバレ別れないと首だと宣告される。そこで俺は卒業まで距離を置こうと考え、女子学生の提案で最後にドライブデートに行く。

『MISSING』
著者 本多孝好
発行元 株式会社双葉社
ISBN 4-575-23375-7

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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at Home ☆

家族をテーマにした短編集。

『at Home』
著者 本多孝好
発行者 株式会社角川書店
ISBN 978-4-04-874136-1

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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FINE DAYS 恋愛小説

煙草を吸ったのが見つかり反省文を書けと言われた主人公は、五十音を羅列する。
一方、見るからに真面目な転校生の彼女は先生を平手打ちしたらしく、反省文をスラスラ書いていたかと思えば“終身雇用制度の崩壊後における高校教育のあり方について”なんて論文を書いて提出した。

「思っている事を素直に書けと言われたから書きました」

二度と手をあげるなよとたしなめられると更に「それはわかりません」と言う彼女。
「もう一度同じ事をされたら、もう一度同じ事をします」

「叩いた事を責めないで下さい。不意を突いて階段から突き落としてもよかったし、家に火を点けてもよかったんです。そうしなかった事を、むしろ褒めてもらいたいくらいです」

しれっとそう言う彼女は、前の学校で四人も自殺に追い込んだと言う噂があるのだ。
    ・・
祟る彼女たちの、不気味な話。

他三編。


『FINE DAYS 恋愛小説』
著者 本多孝好
発行者 祥伝社
ISBN 4-396-63222-3

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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チェーン・ポイズン

“独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である”

名前が同じという偶然が作用して、その本を手にとった。自分と同じ様に他愛もない日常の日記が本になっていた。
小説自体に入り来なくとも、心に響く一文があるものだ。

36歳、独身。
普通のOLでキャリアもない主人公は、その本を読み、一生一人で居る事が怖くなった。
これでいい。
今のままで、それでいい。

そう思っていたのに、恐くなったのだ。

『チェーン・ポイズン』
著者 本多孝好
発行者 株式会社講談社
ISBN 978-4-06-215130-6

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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