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不祥事

花咲舞が黙ってないの原作です。
融資課員だった相馬健は上司のミスを押し付けられ、本店の臨店班に飛ばされる。その後、女性行員もいた方が聞き込みなどがしやすいという判断の元、元窓口行員の花咲舞が相馬の部下としてやってくる。花咲舞はびっくりするほど美人だが、正義感の塊で相手が上司であろうとも物申す跳ねっ返りであった。彼女と共に仕事をする内に、相馬も波風が立つことも良いのかもと思い始める。

優秀な女子行員を人件費がかかるのを理由に退職に追い込んでいる支店。
客とグルで誤払いを起こさせ銀行から金を引き出そうとする支店長。
取引先の御曹司を行員として迎えたものの、個人的な恨みから融資を断り倒産させようとした御曹司行員。
女子ロッカーを金融庁検査と称して荒らす役人。
健康食品詐欺に誤払い。
そして、御曹司行員が銀行を辞めたいが為に起こした、実家の社員達の給料不払い。

花咲舞と相馬は今日も不正を成敗する。

『不祥事』
著者 池井戸潤
発行元 実業之日本社
ISBN 4-408-53461-7

ようこそ、わが家へ

倉田太一は温厚な人間だ。

会社からの帰り道、駅のホームで割り込み乗車をしようとした男により、浴衣姿の女性がよろけたのを見て、思わず男に掴みかかり一喝してしまう。普段ならばそんな事はせず放っておくのだが、くしくもその日は花火大会で、太一の娘である高校生の七菜と、その浴衣姿の女性がダブって見えたのだ。

その場は事なきを得たが、駅からのバスも男は太一を付回し、何とかまいたと思い走って帰ってきた太一は、家族にその事を話す。
本当に太一を付回したのか?と疑問を持つ大学生の健太や、落し物か何かを拾ってくれたんじゃないの?とどこかのんきな妻と話している間も、あの男の目が忘れられない太一。

翌日、玄関前にある花壇に咲いていた花達が、見るも無残に引き抜かれ、荒らせれていた。熱心に花壇の世話をしていた妻は落胆する。そして七菜は、換気をしようと開けた窓から、怪しげな人影を見る。
とうとうあの男か?と太一は男を追うが見失ってしまう。

しばらくして、ポストに瀕死の猫が入っており、懸命な治療のおかげで一命をとりとめた新しい家族・ガスの事も含め、愉快犯ではなく、変態であり、倉田家をターゲットとしてゲームを始めたのだ、と健太は推理する。

一方、太一の会社では営業部長が会社の金を不正使用していると気付き社長に報告するが、銀行からの出向で身を寄せている太一は、長年勤め上げている営業部長よりも信用がなく、なぁなぁにされてしまう。その事で営業部長との仲が拗れた太一は、尚も見つかる営業部長の不正を前に、悩む。

名前も顔も知らない男はいったい誰なのか?
倉田家と男の戦いが始まる。

『ようこそ、わが家へ』
著者 池井戸潤
発行元 株式会社小学館
ISBN 978-4-09-408843-4

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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ルーズヴェルト・ゲーム

青島製作所の野球部は弱いが、会長の意向により残されていた。しかし、一社員から社長になった細川は、青島製作所の業績不振に伴い、野球部をなくそうとする。

会長は全て細川に任せると言いつつも、野球部の試合を見せる。高校野球部で才能があったがその才能故に妬まれ、苛められてきた沖原や、野球部存続を望み直談判した三上らを見て、やがて野球部の真っ直ぐな姿から会社の舵取りのヒントも貰うようになる。

青島製作所の技術を真似て乗っ取ろうとするミツワ電機や、青島製作所内で対立する専務派とのやりとりを経て、青島製作所は一つにまとまっていく。

『ルーズヴェルト・ゲーム』
著者 池井戸潤
発行元 株式会社講談社
ISBN 978-4-06-217376-6

ドラマ化された原作本です。

不祥事

杏が主演でドラマ化された花咲舞が黙ってない!の原作本。
銀行の問題を解決に導く臨店の調査役・相馬健の相棒として任命された元窓口係・花咲舞。舞とは昔、同じ支店にいた事もあり、狂咲とあだ名を付け、その真っ直ぐすぎる性格から忌み嫌っていた相馬だが、舞の能力は評価していた。
銀行と言う一度も失敗を許されない場所で上司にたてをついたせいで左遷され今の部署に落ち着いた相馬は、思ったことを歯に衣着せぬ物言いが出来る舞を疎ましく思う反面、眩しさも感じているのだった。

『不祥事』
著者 池井戸潤
発行元 株式会社実業之日本社
ISBN 4-408-53461-7

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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ロスジェネの逆襲

出向先の東京セントラル証券で部長に就任した半沢。
上役は殆ど銀行の出向社員でしめているこの企業には、プロパーと呼ばれる証券会社の社員との確執があった。

1994年からの十年間に渡る就職氷河期に苦しんだロスト・ジェネレーション世代・森山は、バブル世代を良く思っていなかった。
子会社のチャンスを奪った親会社・東京中央銀行。

森山の中学の同級生・瀬名が経営する会社が巻き込まれ、利用されようとしていることを知ると、森山は半沢に助けを求める。

『ロスジェネの逆襲』
著者 池井戸潤
発行者 ダイヤモンド社
ISBN 978-4-478-02050-0

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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