スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

七緒のために

同じクラスの七緒は、嘘をつくことで自分を保っている子だった。転校したての私は、七緒が嘘つきだと知らずに仲良くしていた。
カウンセラーの先生が学校に常駐する事になり、七緒との仲に不和が訪れていた私は、カウンセラーの先生に諭される。
「子供が逸脱するのは、だいたい育てる段階でおかしな事があったせい」だと。
嘘ばかりつく七緒をなんとかしようと思うが、学生の身分では何も出来ない。七緒のために何かしたかったが、何も出来なかったのだ。

『七緒のために』
著者 島本理生
発行元 株式会社講談社
ISBN 978-4-06-217982-9

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
続きを読む

リトル・バイ・リトル

高校を卒業したばかりの橘ふみは、父違いの妹・ユウちゃんと整骨院で働く母との三人暮らしだ。大学受験の年、義父と母が離婚した事で浪人を余儀なくされたふみは、家計を助ける為にバイトをしながら勉強を続けていた。
母の勤め先の院長が夜逃げした為に、新しい職場で母が見つけたふみ好みのキックボクサー・市倉周と病院で出会い、一つ年下のわりに落ち着いている彼に惹かれていくふみの、日常を切り取ったような物語。

『リトル・バイ・リトル』
著者 島本理生
発行者 株式会社講談社
ISBN 4-06-211669-3

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
続きを読む

一千一秒の日々

恋が生まれるのは、電撃的ではなく、真新しい場所とも限らない。
短編集です。

『一千一秒の日々』
著者 島本理生
発行者 株式会社マガジンハウス
ISBN 4ー8387ー1592ー7

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
続きを読む

真綿荘の住人たち

よく言えば裏表のない、精神的に幼い大和葉介は、大学進学と共に上京し下宿で生活する。

過去の経験から男嫌いで、高校生の彼女を持つ椿さん。

背が高く大人しく見えるが、その事でコンプレックスをかかえる大学生の鯨井ちゃん。

大家で作家の綿貫さんと、その内縁の夫である晴雨さん。

真綿荘の住人が一人ずつメインの短編集

『真綿荘の住人たち』
著者 島本理生
発行者 株式会社文藝春秋
ISBN 978-4-16-328940-3

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
続きを読む

あられもない祈り

結婚するけど君が好きだと言う彼は、所謂DV男と付き合い、自傷行為をする主人公に、このままでは駄目だと進言する。

“家族と恋人、どちらか一方を切り捨てた時点でもう一方へ呑まれる事も悟っていた。だからどちらとの解決も逃亡も放棄する事で、ある意味、バランスを取っていたのだと思う。”

小さな頃から思い描いていた様な愛情を向けられなかった彼女が、不倫の末、DV男と別れるに至るまで。

『あられもない祈り』
著者 島本理生
発行者 株式会社河出書房新社
ISBN 978-4-309-01981-9

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
続きを読む
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2024年04月 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリー