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ラッキーマン

1990年のある日、左手の小指が震えて止まらなくなってしまった。頭の下で手を組むと、小刻みに頭蓋骨をコツコツ叩いているのだ。
知り合いの医師と話す内に、「バックトゥザフューチャー3」の撮影中、タネンの祖先達から追いかけられ、建設中の裁判所に吊し首にされた時、左手を首とロープの間に滑り込ませるのが遅れ、頸動脈を圧迫し、気を失った事が原因でおかしくなっただけだと考えていたマイケルは、その後、検査でも異常が見つからず、1年間原因が分からず不安が募った。
「あと十年は俳優をやれるだろう」といった医師の言葉通り、病気のおかげで最高の10年になった。病気のおかげで第二の道を進むことができたという著者は、だからこそ自分を幸運な男、ラッキーマンだと思うのだ。


『ラッキーマン』
著者 マイケル・J・フォックス
発行社 ソフトバンク パブリッシング株式会社
ISBN 4-7973-2122-9
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