新人・金井浩人と池脇千鶴のダブル主演作で、安藤政信が共演する映画『きらきら眼鏡』に古畑星夏、杉野遥亮、片山萌美が出演することがわかった。

作品は、千葉県船橋市出身・在住の森沢明夫の同名小説を、[つむぐもの]で高い評価を得た犬童一利監督で映画化するもの。恋人の死を乗り越えられず苦しむ主人公、余命宣告を受けた恋人を持つヒロイン、そしてヒロインの恋人との触れ合いや心情を中心に、死生観と恋愛観を織り込みながら主人公の成長を描くヒューマンドラマ。主人公・立花明海に金井浩人が抜擢され、余命宣告された恋人を抱える女性・大滝あかねをの池脇千鶴、あかねの恋人を国内外で活躍する安藤政信が演じる。

古畑星夏が演じるのは、明海の会社の同僚であり彼にほのかに思いを寄せる松原弥生。また杉野遥亮は明海を見守り励まし続ける親友・小山田孝之、片山萌美はあかねを優しく支える会社の同僚・秋野正枝に扮する。

10/9には、船橋港に常時係留している先代の南極観測船[SHIRASE5002]で明海とあかね、小山田と正枝がダブルデートするシーンが撮影され、金井サン、池脇サン、杉野君、片山サンに加え、約300人の市民エキストラと制作をサポートする市民ボランティアが参加。撮影の合間には、犬童監督とキャストが参加した市民に挨拶し、「100年先にも残るような映画をみんなで作り上げましょう」と呼びかけた。

今回大抜擢となった金井サンはこの作品を「人生に寄り添った作品と感じ、人と人の縁など、人が生きていく上で大切なものが沢山詰まっている」とし、池脇サンも「優しいストーリーであり、人の死を扱っていて泣いてしまう話でありながらも、あざとさは感じず、登場人物それぞれがしっかりと描かれている」と語った。

一方、杉野君は「明るい風を吹かせることができたらということを念頭に演じている」と役について述べ、片山サンも「自分と重なる要素を感じ、自分の中にどれだけ正枝がいるかを感じながら演じている」とした。犬童監督は、撮影前に各出演者に手紙を書いたり、直接会って役柄について語り合うなど、本作に臨むにあたっての熱い思いを語った。


10/19クランクアップ予定で、『きらきら眼鏡』は2018年下半期公開を目指している。