俳優の菅田将暉と太賀が、大森立嗣監督の最新作『タロウのバカ』に出演していることが明らかになった。あわせて「世界を壊し常識を覆す3人の少年を目撃せよ」という強烈なキャッチコピーが添えられたティザービジュアルもお披露目された。

タロウは生まれてから一度も学校に行ったことがなく、自分の年齢すらも知らない少年。母親、家族、社会、誰からも振り向かれなかったが、それでも自由に生きていた。そんな日々を送っていたタロウは、年上の少年エージとスギオと出会い、初めて“世界”を知ることになるのだが……。

[日日是好日][母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。]の大森監督が、今までとは真逆のイメージに振り切った集大成的な作品で、15年あまり温め続けてきたといい、過激でセンセーショナルな内容になっている、自身の脚本を実写化したオリジナル作品。

本作で役者デビューを飾るYOSHI(ヨシ)。オフ・ホワイト、ヘルムート・ラング、X-GIRL、NIKEなど世界的ファッションブランドのモデルとしても活躍する注目の新人で、300人以上の候補者のなかから抜てきされた。演技未経験の撮影当時15歳、初めての演技ながら、実力派若手俳優の菅田君&太賀と堂々と渡り合ったという。 YOSHI自身の自由奔放なキャラクターとも重なる“タロウ”は、唯一無二の存在としてスクリーンで輝きを放つ。

大森監督とは[セトウツミ]でタッグを組んだ菅田将暉がエージ役、太賀がスギオ役で出演。菅田君と太賀君は、タロウに慕われ共に行動する年上の少年エージとスギオの役をそれぞれ演じているが、役柄の詳細はまだ明かされていない。

ティザービジュアルには、YOSHIとともに奇妙な覆面を被った2人の姿が写し出されている。主演のYOSHIや菅田君、太賀君の顔は見えない。不穏な空気が漂う3人の佇まい――そもそも彼らは何者なのか?手には鉄パイプや拳銃らしきものも見え、ただならぬ事態が巻き起こりそうな予感が伝わる。


『タロウのバカ』は2019年9/6、東京・テアトル新宿ほかにて公開。