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初めに…

「明日を駆け巡る眸」はゆろりによるONE PIECE.花ゆめ夢小説.CP小説ブログです。

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・ONE PIECEは夢小説設定ですが、ヒロインの設定は曖昧です…名前変換なしのSSになります。
原作ベースを目標としています。
基本ゾロ贔屓になるかと思われます←
・大好きなCP(船長×航海士.船大工×考古学者.コック×狙撃手)のお話も展開していく予定。
世界で一番大嫌い のお話も始めました!
(ONEPIECE以外は夢SSではなくお話を書いています)

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開設 2011.3.9
最終更新日2013.11*7
管理人 ゆろり
*ONE PIECE第二ブーム到来して長男とワンピを楽しんで愛でている専業主婦。
長男と一日違いの誕生日に次男誕生。毎日バタバタしながらアニワンと新刊を楽しみに生きています(^-^)
本blog→ yurolonry124.blog94.fc2.com
ついった kotomami

ゾロ誕生日SS

遠く、果てしない夢を見て



目が覚めても きっと

側に居なくても
視線の先に――――――


「起きたか」


安堵の声なのかそれともやっと、起きてくれたかという印象だったのか

ぼやけてて分からない。


でもいつもの姿がじわじわと視界がはっきりしてくる。



あ〜…そうだ、誕生日のケーキのレシピ探ししてたんだっけ。

ゾロは「無理すんな」と言うけれど。

何せ二日前に左手を負傷。船医には
「利き手じゃないけど、絶対無理はしちゃ駄目」

なんてゾロの目の前で言われてしまったものだから。

…絶対引き下がらないけど。



「あ、今何時?」
慌ただしく目の前に積んだ本と書きかけの紙とペンを片付ける手に
一回り大きな手が覆う

「…もうすぐ日付変わる。」

そう言って静かに触れた左腕が
熱くて

「じゃあ、今からずっとハッピーバースディの歌歌おうかな」
「…それはやめろ」


あまりにも嫌がる素振りかなかったから

「んーじゃあ、」


窓から映る月を
静かな海を見て

ゾロを見て

「何をしたらいい?」




私、こんなんだから
せめてゾロが生まれたこの日を
祝いたくて。
いつも貰ってばかり。



「今が在ればそれでいいんだけどな、俺は」




大きく心を乱す。
これ以上を望まないゾロは

「野望は上限ないくらいに上を目指してるのにね」



「お前が居ればそれでいい。」









そんな日付が変わる頃の静かなサニー号の上でのやりとり。










2013*11*10 一日早いけど誕生日おめでとうゾロ!!

【ONE PIECE】ルナミ(ナミ目線強め)

舞い散る花弁が終わりかけた静かな夜



「また来年見れるかしら」


寂しい、と声から伺える切ない呟きが静かな海に消える。

「今、こうして見てんじゃねぇか」


当たり前、のように明るい声が返ってくる

「なかなか見れないのよね…桜。」


噛み合ってるのか噛み合ってないのか不思議な空気の中

「そいえば、似合ってんなぁ」


腕が優しく髪をかきあげる。
「そう、かなぁ?」



内心バクバクの心臓とは裏腹に素っ気ない振りをするので精一杯。

普段は無邪気で何考えてるのか分からないのに
更に分からなくなる


「カチューシャ、だっけ?」
私の太股に黒髪が揺れる

「よく覚えてたわね」

私の顔に視線を戻した大きな瞳が



花弁一枚写して
「髪に映えてきれい、だなぁ」




こんな事も言うんだ、って耳まで赤くした自分は


こんなにもルフィに溺れてしまっているんだ…と知らされる。



「次は満開の時に来れるといいな」


腕で私の腰を引き寄せて呟く。



淡く 枚散る その一瞬が



儚くて 大事にしたい。
数少ないルフィとの時間だからこそ

「何処でも一緒ならそれでいいのよ」



精一杯の素直な気持ちを
目の前の桜の木を見つめながら呟いた。


ぽかん、として私の顔を見たルフィは

「それもそうだな」



私の好きな笑顔で答えた。











Zの野望編見てナミのカチューシャネタが書きたくなったっていうw

2013*04*26

【ONE PIECE】フラロビ/フラ→ロビ/ほのぼの?

真っ青な空にほのかな桃色。






「…桃色?」

「あら、桜かしら?素敵」


突風の中風は温いから、と変な理由をつけて外で小さな工作。
本当は花壇の花を愛でるアイツが見たいから、なんて言えない



何処からかゾロと小さい娘っ子の楽しげな会話と共に


桃色の花弁が舞い降りた。


「フフッ、花弁付いてるわ」


いつもの手が現れて俺の頬に触れる。
…ずるいよな。お前からこんな

「あら、顔に出てるわよ」


触る、なんてよ


「仕方ねェだろ、惚れた弱味だ」





ふてくされて目線を落とさなかったら
頬を染めたアイツの顔、見れたのにな。



「…桜の木、探してみないかルフィに提案してみない?」

小さなジョウロを持ったあいつが近付いてくる



「ルフィなら喜んで承諾するだろうよ、ゾロ達も言うんじゃねェか?」



視線を選べなくて手元に集中する。

「なら、桜の木を見ながら一杯付き合わない?」





桜の花弁が連れてきたアイツからの誘い




「Noとは言わせないんだろ?」




本当は浮かれたい内心を見破られて
そんな強気に言ってみるけど






「楽しみね」









そう言うアイツの顔が桜に似合うと思った。















2013*03*25
ロビンて桜似合いますよね(^-^)

【ONE PIECE】ゾロ/短発話/ほのぼの?

強い、強い風に吹かれて



「…悪くねェな」

「悪くないけど…」


思わず目を瞑りたくなるような所謂春一番というのを体験中な二人が
メリー号の縁に座って風に耐えている。


「…これ、意味あるのかな」

「それを言うなよ…」


思わずこぼれた一言にゾロがうんざりした顔で返す。



本当は嬉しい、幸せなんだけどね、
と内心思ってみる。
強いて言えば、春一番なのだから

主役が欲しいの。



「…こんだけ強い風なら花弁一枚連れてきてくんねェかな」

「ん?ゾロ何か言った?」


隣にいながらもこの風で呟くものだから分からない。

「お前に」

「なーにー?」


桜、見せてェんだけどな。




以前チョッパーから聞いた事があった。
桃色の可愛らしい花。
私はお目にかかった事がなく、とても興味があった。

いつかゾロと見てみたいな、と。



ふわり、桃色の花弁へ想いを乗せる
風任せだけど、色んな希望を乗せて――――






「あ」

ほのかに香った知らない匂いが
視界に揺れた花弁達が


私とゾロの表情を
ふわり、変えてくれる




「こ、これって…」
「あぁ、」


お互い求めていた花弁に夢中で表情が分からない

でも、見逃せない。

何処かで桜が満開なのだろうか、ふわりと幾つもの花弁が目の前を流れて水面に落ちる。




瞳の中まで桜色


「見れたな…」

「そうだね、初めて見た。」



こんな初めて、ふわふわ。

幸せだなぁ、と思えた。




「次は満開の桜の木を見ような」


その一言が私の心を春色に染めてくれる。





















2013*03*20
春が近付いてきましたね(*^^*)
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