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折原臨也と、喝采を感想

野球観戦に来た臨也がきな臭い事件の匂いを嗅ぎ取り、首突っ込んで好き勝手引っ掻き回すみたいな話でした。
今回の臨也はいけしゃあしゃあという言葉が似合いすぎてどうしようかと思いました。楽しそうで可愛かったです。
舞台を野球スタジアムにして章タイトルを野球系の単語にしたのは、豚骨コラボ意識でしょうか。
直接名前出してないだけで榎田は出てましたし。博多の背番号24番とか。
最後にはコラボ読んだ人向けの余章付きでした。


まず、臨也が左利きな上に野球よくわかってないことが判明して驚きました。
野球知らないのに野球賭博の元締めやってたとか、野球を愚弄しすぎじゃないですかね貴方…
作中でも野球をおちょくりまくった発言してましたし。
そんな臨也を的確に論破する坐さんがかっこよかったです。
利き手と打席の向きの関係は経験者や熱心な野球好きなら確実に知ってて、詳しくなければわからないであろう絶妙な質問だと感じました(そういう自分は昔漫画で仕入れた)
坐さんは腕っぷしだけでなく頭もキレるとか万能ですね。
臨也は何でも知ってますって顔するし何でも知ってる人だと思い込んでたけど、意外とそうでもないんですかね。

新キャラでは彩葉ちゃん可愛いです。
過去どんな性格してたかはともかく、これで殺し屋が務まるんだろうかと思うくらいにはいい子に見えました。
いやまぁ、臼原とやりあえるくらいですから技術的にはかなり優れてますけどね。
というかこの子の親殺したのは豚骨の『にわか侍』みたいですし、デュラというより豚骨ラーメンズキャラと仲良くなれそうな雰囲気に見えました。
豚骨ラーメンズのキャラは殺し屋などの裏稼業多いんですが、割と気さくな性格の人珍しくない印象受けたんですよね。
(こっちより先にコラボの方読んでて頭に残ってるのもありますが)
まあ結果的に臼原+ユウキとほのぼのしたトリオにまとまったなという印象です。
池袋行きたいとか言ってましたけど、臼原が静雄か八尋あたりとエンカウントしたら大変なことにならないか不安です。
逆に意気投合する可能性もあるんでしょうか?
それと彩葉が静雄見たら坐さんの時と同等かそれ以上に怖がりそう。いつぞやのルリちゃんみたいな感じで。
ユウキさんはなんだか独特の空気で可愛いです。
妖精みたいって形容されてましたが、そういうマスコット系の可愛さあります。
でも不思議な心の強さがあって臼原の手綱取ってるのがいいですね。
なんとなく乙野辺さんの母みたいな人だなぁと思ったら、本当に知り合いらしくてほっこりしました(オツベルネタは拾うスタイル)
というかやっぱり乙野辺さんは臨也を知ってる風ですね。
臼原はあの顔で下の名前アユミってギャップに驚きました。
裏の世界から『球場潰しの青鯨』なんて渾名付けられたというのに。
ユウキさんにアユミちゃん呼びされてるの面白すぎる。
あの人は身近に手綱取ってくれる相手いたほうが良さそうな空気あるので、そういう人いてくれてよかったですね。

瀧岡は頭おかしすぎて大丈夫かこいつって考えることすら諦めました。
そのペースに合わせて会話しながら、順調にスケールでかくしていく臨也節が面白すぎました。
演出家気取りを相手に天地創造って貴方…
氷浦や瀧岡と臨也の会話見てて、臨也の『よく知らない話にそれっぽく合わせる』能力の高さは凄いなって思いました。
褒めてるわけでも貶してるわけでもなくただの感想として。
凡人が知ったかぶりで乗っかってもあっさりボロ出ること珍しくないし、臨也本人も野球話ではボロボロだったというのに、面白事件絡みだとここまでやりますか。
なんというか臨也がやってることって別に良いことでも悪いことでもなくて、良いとか悪いとかは受け取る側が判断してるだけなのかなと改めて思いました。
デュラ本編では諸々の枷があった都合で黒幕のような立ち位置に収まってましたが、本来はこんな感じで善悪に囚われずやりたいこと好きにやってるだけなんでしょうね。

あと、瀧岡や臨也達が裏でコソコソしてる間、表舞台で何事もなく試合してるの逆にシュールでした。
結果アレですけど。というか棟象選手打ちまくっててびっくりです。

あとは追記。
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デュラララ!!×博多豚骨ラーメンズ感想

読んだので感想。喝采はあとで読みます。

大雑把に言うと、草野球の遠征試合で池袋にやって来た豚骨ラーメンズキャラがひょんなことから賞金稼ぎ周りの騒動に巻き込まれる話。
コラボということですが豚骨ラーメンズのキャラ中心で話が進むため、デュラキャラ期待すると肩透かし食らうと思われます。
というか逆に豚骨のキャラ知ってないと入り込めないと思うので、事前に読んでて良かったなと思いました。
でも豚骨の1巻しか読んでない私の知らないキャラも出てたので、2巻以降も読んでたほうが楽しめたかもしれません。
まぁ2巻で出るキャラ(調べた)は最後の後日談的な章だけの出演なので、1巻しか知らなくても騒ぎが落ち着くまでの一連の流れは楽しめました。
あの後日談章は露骨に2巻のキャラに今までの流れなぞらせてたので。


デュラキャラでまともな出番あるの静雄だけで、他はトムさん・臨也・帝人・サイモンに台詞あるくらいでした。
誠二美香カップルもちょっとだけ出番ありました。
『妖刀』『黄巾賊』『To羅丸』などそれっぽい単語出してほのめかすようなのはたくさんあったんですけどね…
『粟楠会』『新宿の情報屋』は単語だけなら何度も出てきましたし。
デュラ好きで興味持ってる人いたら、静雄が野球してるところ見たければ読んでもいいんじゃないかなってところですかね。
ガッツリ試合描写あるわけではないのですが、個人的には静雄が野球したらこうなるかな?と考えてたイメージをほとんどそのまま言われてて嬉しかったので。
それと臨也はカラーの出番多めですが本編では電話だけの出演でした。
鍋を気にしてるのと『シズちゃんには近付かない方が身のためだ』「もう一緒に野球しちゃったよ」『……は?野球?』がよかったです。

豚骨キャラは馬場と林メインでした。
最初は馬場の趣味で林を振り回し、最後は林の趣味で馬場を振り回す仲の良さが可愛いです。
というか、林って服装以外も割と女性的な趣味してるんですね。お洒落な店でパンケーキ食べたがるなんて。
馬場さんは野球愛と地元愛が微笑ましいですね。
静雄が暴れる姿見て何の迷いもなく「この人に野球させたい」と考えるのは相当ヤバイと思います。
「あげん綺麗なフォームでスイングできる人に、悪い人はおらんばい」「いるだろ!野球に盲目すぎんだよお前は!」がツボりました。
バッティングフォームで人となりを判断するキャラ初めて見ました…確かに静雄はキレなければいい人なんですけども。
それと、いちいちヤフオクドーム基準で例えるので、思わずドームの概要検索しました。
大学時代近くまで行ったか足踏み入れた記憶無いこともないのですが、よく覚えてなくてですね…
そういえば池袋の都会さを表現するのに何かと博多近郊を引き合いに出していたのが面白かったです。博多いいところですよ。
地元の外でも名前見たら食べたくなるほど地元料理が好きで、実際食べるとコレジャナイ感に襲われるあの感じよくわかります(九州で沖縄そば食べて経験した)
一回や二回で済まない感じもよくわかります(懲りずに食べて撃沈した)
そういうことやるタイプは地元いるのが一番じゃないかと思います(ここまでくるともはや自己紹介)

榎田も出番多くて忙しそうでした。ちょっぴりセンチメンタルですね。
しかし金のマッシュルームヘアに正装はかえって普段の服より目立ちそうに思います。折角作中で正装してるならカラーでも見たかったです。
情報屋故に特定人物について調べようと思えばいくらでも調べられるけど、大事な人だからこそ自分ではやりたくなくて他に頼むってのが健気だなぁと。
臨也の場合、そういう感情抱く相手いないから情報屋できてるのかなと思います。ある意味静雄が近い気もしますがベクトルは真逆ですし。
あとの豚骨メンバーはマルティネスにちょっと出番あるくらいでしょうか。
拷問シーンすっ飛ばされたぶん影薄くなったような気もします。
個人的にはエグいの得意じゃないからいいんですが、豚骨では拷問系の描写キツかったのを思うと軽く拍子抜け。
そして「誰がこげん酷いことを……」「俺だ」「え?」に笑いました。この話で一番おもしろかったかもしれません。

新キャラ、猛虎魂(トラキチ)って名前すごいですね…
俗に言うDQNネームセンスだと思ってまとめサイトみたら『猛虎命(トラキチ)』という名前が引っかかって、事実は小説より奇なりだなぁと。大差ないですかね。
兎人(らびと)は、猛虎魂と喧嘩するまでジャイアンツモチーフだと気づきませんでした。あのマスコットが何をモチーフにした生き物なのか覚えてないのです。
見た目がカウボーイ風と神父風ってこれまた濃いですね。
犬猿コンビを露骨な阪神巨人にするあたり、豚骨はやっぱり殺し屋群像劇のふりした野球物じゃないかという疑問が再び。
でも今回は殺し屋でなく賞金稼ぎを中心にした騒ぎだったので殺し合い成分は一切無かったです。
林以外はそんなにアクションありませんでしたが、阪神巨人コンビが何かと殴り合いする様は割と愉快でした。
あの二人はあまりにもアホすぎて色々通り越して心配になります。


正直、全体的には執筆した豚骨の作者がコラボってことで遠慮して軽い雰囲気にまとめたのかなって印象を受けました。
どうせ軽めならいっそデュラキャラで野球チーム作って豚骨ナインと試合するような話にしても良かったんじゃないかと思いました(無茶)
静雄絡みの描写見てて、あの作者がデュラキャラで打線組んだらどうなるのか気になったのです。

デュラララ!!SH×4感想

今更だけどそろそろ喝采とコラボ本発売するのでその前に書いておこうかと。
台風で引きこもるしかないし…


表紙やら章扉の杏里ちゃんが美人でとても好き。
ざっくり言うと、園原堂の泥棒騒ぎからなんやかんやで従業員ゲットという平和的なオチで良かった。
杏里ちゃんはそっと幸せにお店やってて欲しい…(前も似たようなこと言った)
でも実際なんか事件起きても今回みたく杏里本人や赤林さんやセルティがどうにかするんだろう、なら大丈夫だろうってのも感じた。

とにかく、久しぶりにがっつり登場した杏里ちゃんが古物商によく似合う綺麗なお姉さんに成長してるのすごく良かった。
倉庫内の管理甘くないかというツッコミが思い浮かばないこともなかったが、色々考慮するとどうしようもない部分ありそうだなぁと。
壮絶な家庭環境踏まえると親も正確には管理してなかった可能性あるし、目録作りは楽な作業じゃないから古い商品が手付かずなのも仕方ないね…
そして鯨木さんの密かなお節介などの諸々を考えるとむしろ目録なくて良かったのではないかと思わなくもない。
しかも3巻で名前だけちらっと出た蛮軟陣、そのうちこっそり本編に出るんじゃないかと考えてたら本当に出てきた。
それと、赤林さんは相変わらずカッコイイし、杏里ちゃんのこと大事に思ってるんだなってのが言動の端々から滲み出てるのとても良かった。

いつも通り八尋たちは可愛かった。
姫香が久音に「好感度は街を歩いてる人達と同じ」と優しいのか冷たいのかわからない評価してたのツボった。
それと「もうお前ら付き合っちまえよ!」「付き合えるの?」「ごめんなさい」「そうだよね。せっかちだなあ」の流れのコントっぷり。
園原堂の倉庫片付けたお礼貰う際の選択基準に個性出てるのいいね。
寄木細工から出てきたSDカードの男子高校生の夢(婉曲表現)見た際のブルスクの反応が男子高校生そのもので微笑ましい。
青葉が全く興味持ってないの逆に面白いけど、年頃な割に色事に興味ない人たまにいるよねと思った。
そう言えば1巻感想でも書いたけど、SHの来良三人組は帝人達とかの対比で作ったと考えてるので、姫香が沙樹に似てるという杏里の意見は目からウロコ。

いつぞやの蛇飼ってた女の子が再登場したのは思いもよらなかった。
淡雪ちゃんというのか…見た目も名前も可愛いし予想以上にすごい金持ちだった。
アニメであのへん無駄に壮大な演出してたの半分ネタ感覚で観てたけど、そういう理由でくるのか、と。
時期的に作者がアニメに感化されたんだろうかと思った。
他にもアニメでビジュアルついたキャラの外見に言及してる一節があったし。
この調子でそのうち六条を再登場させて欲しいなぁ。
以前アニメ感想でも書いたけど、アニメ観ててもっとみたいキャラになったので。
SHでは埼玉の存在感強まってるからどうにか…

夏瓦に話戻すと、金持ち度合いの比較でさらっとオツベルの喜佐や夕焼けの阿多村の名前出てきて、阿多村はともかく喜佐さんの名前出て嬉しい。
オツベルは面白かったから続き読んでみたいと未だに思っている。
夏瓦のおっさんが全てにおいて「あ、こいつ森厳の友人だ」と思わせる言動してるの面白い。
特に「だいたいこいつのせい」感がものすごく被る。それにしても白夜丸ってすごい名前…
ジャミはかなり特殊な生い立ちしてる割に明るくあっけらかんとしてるの、なんというか見てて気持ちいい。
塀の上歩いたり壁走ったりくるくる踊ったり、動きがいちいち可愛い。
静雄とトムさんにはサーカスの勧誘と勘違いされてたが、そう思われてもしょうがない軽業師みたいな動き多かった。
そのときの見に行って即撤退の流れ面白かった。
戦闘狂っぽいから静雄に怯えて八尋を気に入ったのだろうか。
静雄は喧嘩好きじゃないし、本気攻撃マトモに食らったら終わりみたいなものだからな。
六条の場合5発KOだったからいつも一撃必殺とは限らないだろうが、楽しんで戦う相手としては相性悪いだろう。
夏瓦の長男坊はろくでもなかったけど、あれで嫌われてる様子がないあたり、あの家長男以外いい人なのかなぁ。

夏瓦と敵対してる外国グループさん、セルティ杏里静雄と強い相手にばかりちょっかい出してご愁傷様です。
初登場時のヴァローナとスローンを思い出した。
だが今回はわざわざ渡草キレさせて葛原さんも引っ張り出してるからなお酷いことに…
セルティのことをナツガワラの科学技術だと思いこんでるの愉快すぎた。
科学でセルティの影と同様の物質生み出せたら壮大なSF作品かなんかが一本出来上がりそう(超適当)


あとは追記。
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デュラララ!!×2結感想その2

例によってリアタイからデュラアニメ感想を手直ししてまとめ。
32〜36話です。特にラスト3話が長い。


●32話「虎は死して皮を残す」
トムさんのナレーションいいね。
ほどよく達観していい意味で力抜いて生きてる大人って雰囲気。
森厳は神出鬼没すぎて美味しいとこ取りで存在が愉快。
エゴール含めセルティ(首)の扱いが雑すぎるw
セルティが首取り戻してから画面暗くて見づらかった…
門田さん久しぶりだなあ。
なんだかこの人見られてすごく嬉しかったので私は自分で思ってるよりドタチン好きかもしれない。
見た目だけなら一番好みで性格も嫌いじゃない(ただし本命は静雄)とはどっかで言ったけど。
新羅と臨也の回想、二人とも可愛いなあ。
なぜか高校生新羅の声聞いて帝人の声思い出した。
トムさんは騒ぎに巻き込まれてからの適応の早さが面白い。
アニメでは名無しモブの罪歌憑きは基本灰色で目だけ赤く描かれるから、ああも大量にいると例えでなく本当にゾンビみたいだ…
ここでサイモンが花火(と称した非合法なもの)広げながらの江戸パープル云々の台詞がお気に入り。
銃器構えてるのが妙に様になる黒人寿司屋の絵面って改めて考えるとおかしすぎるな。むしろ改めて考えるまでもない。
チャットでろっちーに誠二の名前出されてパニクった波江さんの声面白かった。
というかろっちーが女性相手にナチュラルに口説いてるの面白い。声もチャラさあっていい。


●33話「薄氷を踏む」
赤林のおいちゃんナレーション渋くていい。
静雄が膝をつく珍しい光景とむかつく表情で拍手してる臨也好きだな…
臨也が穏やかに語りかけてるときの声とかマッチ弾き落とす動きとかすごく良い。
回想の静雄、髪型が一期に寄ってるなと思った。顔は二期絵のままだけど。
原作で読んだときも思ったけど静雄の臨也への呼び名が蟲縛りでコロコロ変わるのが面白い。
ここの会話内容が後々に絡んでるのいい。
静雄が片手で全身使って鉄骨振り抜いてるのこうやって見るとすさまじいな。
画面暗くて最初確認できなかったけど臨也めっちゃ吹っ飛んでる…これ死んでないだけでもすごい。
正臣とろっちーがお揃いの改造っぽい虎柄メットつけてるの可愛い。
六条は正臣と手を組んでから、視聴者が正臣に抱いてたモヤモヤを堂々とぶつけてくれてスカッとさせられた。
正臣じゃないけど、本当に帝人と正臣引き合わせるキッカケ作ってくれて有難うと思う。
新羅と間宮さんの場面、新羅が自分自身のことを怪しくないと言ったかと思えば怪しいと言ったりしてるのニコニコのコメントでめっちゃツッコまれてて面白かった。
臨也は『転』のエピソードで十分に掘り下げできなかった分、13巻収録分での補足は入れていくスタイルなのだろうか。
まぁ私は9巻で臨也への評価変わったりはなかったけど13巻読んでから好意的に見ることできるようになったので、臨也に踏み込むなら9巻より13巻丁寧にやってくれればそれでいいかなと。
臨也はとにかく自分の欲求のために他人を追い詰めて、それを安全地帯から眺めてニヤニヤしてるキャラだと思ってて好感持てなかった。
6巻くらい(アニメ『承』)まではそういう印象強かったし、9巻の監禁も結果的に大したことされなかったので、痛い目遭わないの分かってて捕まったようにも見えたし。
でも12〜13巻で本当は他人の頬叩くために命賭けられるような人間だったと分かって、それでようやく好きになれた。
だから「俺が死ぬのは構わない」のくだりをナレーションで拾ってくれたのは嬉しかった。


●34話「以心伝心」
この回は杏里ちゃん良かったねって気持ちと帝人正臣の対面にとうとう…って気持ちと。
ここは杏里ちゃんが大事な一歩踏み出した回だからナレーションやってるのも良かった。
最初の静雄と臨也、原作で臨也が虚無的な人間愛を思い返した上で「逃げる為じゃない」と言ったり、静雄が臨也は直接姿を見て仕留めなければ無意味だと本能で理解して姿追う様が好きすぎて。
「自滅に期待して〜」と言ってる臨也と、ビルから飛び降りた後逃げる臨也確認したときの静雄の顔好き。
静雄は飛び降りた時の効果音とか瓦礫ぶっ飛ばしながら走ってる様とか人間じゃねえ。
なんだか海外アクション映画のサイボーグキャラみたいだ(普段映画観ない人の偏見)
原作でター○ネーターみたいだとは言われてたが。
この森厳とエゴールの会話好き。
原作では森厳が放り投げられるとき惚気てたので「何をするのかね!もしや新妻への嫉妬か!?」とふざけた話していた。
それで「礼を言ったほうがいいかね?」に「別にどうでもいいです。奥さんが美人なので嫉妬したのは事実ですから」とエゴールが返してたのすごく気に入ってたのに削られてて残念。
自分でも不思議な事にこれエゴールの台詞で一番印象に残っていたんだ。
そして本当に杏里ちゃん良かったね。杏里と美香の友情いいな。
杏里が泣いたタイミングでこっちも泣けてきた。
ここの門田かっこいいなあ。
誠二が波江さんへ「空気読んで」とナイスツッコミ入れるところは欲しかったのでぶっこんでくれて嬉しい。
原作ではこのあたりでの波江さんと誠二の愉快なやりとり他にもあってすごく面白い。
それと杏里の刀見て興奮する遊馬崎が非常に楽しそうで何よりです。
原作で杏里ちゃんが遊馬崎の言う「二次元」の意味分かってなくて門田にフォローされてたのがそういう文化疎い人らしくて好きだった。
狩沢さんと鯨木さんの意外な繋がり発覚時に門田が痛がるのアニメで追加されてるのいいね。
二重の意味で痛がってるのかなという感じ。
カラコン付けてゾンビごっこしてる狩沢さんの呻き声(?)どこから出してるのかわからない感じで面白いな。
これ罪歌憑きは仲間の気配察知できるけど、今回は周りに仲間が多すぎて紛れた人間見つけるの難しくなって目の色頼りになった結果、カラコンでごまかせたという説明が原作にあったりする。
罪歌と言ったら新羅、この回から目の色戻ってて本格的にセルティに向かって動き出してて泣ける。
ここでの新羅の台詞好きだな。
あと回想の会話もいいし回想途中まで顔出さない演出いいなと思った。
原作での「私にはそんな前向きな夢なんかない。折原臨也を苦しめたいだけ」という間宮さんの言葉にいい夢だと肯定する流れも好きだったけどね。
そういえばこの回観てて、新羅は怪我した足と同じほうの手、正臣は逆の手に松葉杖持ってて、どっちが正しいのか混乱したので調べたら正臣のが正しいらしい。
新羅は折れた足と逆の腕折れてるので使える方の手で杖ついてるんだろうと考えられる。
正臣も正臣で、怪我した足と同じほうの拳砕けてるというボロボロっぷりだけども。
そしてそして帝人と正臣。
正臣の目がウルウルしてて声も泣きそうに震えてるのがとても良くてこれも泣けてくる。
表情も声も普通な帝人との対比がすごいことに…
アニメ一期(原作1巻)の会話繰り返すのも泣ける。
なんかもう正臣マジ頑張れって気持ちになってくる。
なんでか今回見てて泣きそうだったから感想がそんなノリになってしまった。

続きは追記。
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デュラララ!!×2結感想その1

例によってリアタイから手直ししてまとめ。
向こうでちょっと言ったけど、『結』に関しては原作13巻収録分エピソードについて感想長くなると想定して記事分割します。
とりあえずここでは31話まで。


●25話「袖すりあうも多生の縁」
とにかくOPED好きすぎる…
どっちも鯨木さんの存在感あるのが、後々の展開踏まえると納得というか「あー終わるんだな…」と思わされるというか。
OPの手かざしてるのがデュラで今までなかった形式だから驚いたけど、動きに個性あっていいな。
ワゴン組がじゃんけんになってるのと、新羅の動きが可愛くて好き。
あと、みんな手振ってリズム取ってるのに静雄だけ閉じて開いてでリズム取ってるのか謎だけど好き…
新羅とセルティの名前出る流れがすごく新セルで好き。
EDは最初星空綺麗だなぁと思って、後で後の展開にかけてるのかなって気づいて切なくなった。
原作既読だと色々感慨深い要素多くて、アニメ組でも話数進んでいくごとに理解できるよう考えて作ったんだろうなというのがなんとなくわかって、そうやって作ってくれたスタッフに感謝。
帝人正臣青葉六条が近くにいるの好きだし杏里狩沢沙樹が近いのもすごく良い。
臨也の真剣な表情も静雄が左手で鉄骨持ってるのも最後の新セルもとにかく素晴らしい。
茜ちゃんいなかったのが寂しいけどよく考えたら出番なかった気がするから仕方ないか…

本編は、取り調べ受ける静雄の冷たい眼差しがすごく好き。
葛原のオッサンの素顔初めてでびっくりしたけどなかなか渋さあってカッコイイな。
この静雄と葛原の場面好きなので良かった。
新羅宅でのあの会話劇、原作で読んでてセルティの吹き出しツッコミが本気でありがたかったくらいややこしくごちゃごちゃしてた記憶だけどいい感じに軽快にまとめられてて良かった。
だんだんBGMのテンポ早くなってセルティの影がやかんみたいになってるのいいね。
遊馬崎が楽しそうなのと、岸谷親子の変態っぷりと、波江さんのセルティや美香と誠二への変わり身が面白かった。
原作ではまとも扱いされてた渡草が重度のドルオタ発言して『まともな人が消えた』とセルティがショック受けるのだが、そこ削られて渡草のメンツ保たれたようなむしろキャラが薄くなってしまったような。
森厳といえばガスマスク3人組が『芸能界の某男性グループのようなモーションで上半身を回す』場面カットされなくてよかった…滑らかな動き面白すぎる……
ガスマスク1〜3号は髪色も体格も違っててガスマスクと白衣揃えてるだけなのに紛らわしく見えて、自分の中で思ってるよりガスマスク+白衣は森厳の記号なんだろうなと気付かされた。
原作ではあの場面での森厳と鯨木のワンコイン会話も面白かったけど、まぁいいか。
なんだかんだ全体的に新羅とセルティがイチャイチャしてる印象が残った。好きだけどね。


●26話「猫の首に鈴」
この回は女について話す森厳のナレーションいい感じだった。
序盤の憂い顔杏里ちゃん可愛い。
杏里に相談持ちかけられて勝手に妄想が暴走する狩沢さん面白かった。
杏里と狩沢に絡むろっちーのチャラいノリの声いいなぁ。自然に口説きにかかっている。
そしてこの回で一番印象強いのは臨也と杏里と狩沢の場面。
この臨也が杏里を追い詰めるところ、原作で読んでたときは視点が杏里寄りだったのもあって、杏里の精神壊れそうになる流れを感じられてすごくしんどかった。
単純に原作のほうが話長かったからってのもあるが。
アニメでキャラの表情や動きがつくと、杏里の迷いのある表情や声だとか、臨也は声だけ聞くと厳しく糾弾してるのに表情が露骨に煽っててまた違う意味で杏里を可哀想に思った。
後々も踏まえると杏里にとってこの臨也の話は重要だからか、すごく杏里寄りに見てしまう。
なので狩沢さんありがとうって本気で思った。
気分転換させるために猫耳買いに行かせる優しさも含めてね。
それと「脳味噌が狐の顔の形してるかもよ?」のセリフ好きだから削られなくて良かった。
鯨木さん、言動に感情出ないから原作の地の文にあった生い立ちや内面をナレーションで補完したのはわかりやすくていいなと思った。
あと、新羅に優しいねって言われて『にゃ!?』って言うセルティ超可愛い…
ネットで首の映像見た人が一斉に美香を見るの面白い。
美香の顔はアレに似せた整形だって知ってなきゃ気になるよなそりゃ。
原作の倒れたセルティの身体とパソコン画面に映された首が繋がって見える挿絵好きだけど、一枚絵ならではの表現みたいなあれをアニメで再現するのはまぁ無理あるから仕方ないか…


●27話「同舟相救う」
この回は帝人と臨也の電話とか杏里と贄川の会話がメインかな。
帝人は首の話するために電話かけたのに、臨也が一方的に赤林さんの話振るから本題まで異様に遠回りになっているという。
なんというか臨也の話は基本的に煙に巻くような言い方してるよね。
電話する臨也の動きが全体的に面白かった。
主に手すり滑ってるところと通行人指差してるところ。
横断歩道スキップしてるのはニコニコのコメント見て気づいた。
この二人の会話の一部をナレーションに置き換えてるのが面白いなと思った。
杏里と贄川の会話は、杏里ちゃんが変なタイミングで照れてるの可愛かった。
それと贄川さんの声の演技いいなあと思った。病んでて色気ある感じ。
動きも必要以上に杏里に近づいたりくっついたりしてて傍目に見て誤解受けそうな構図だった。
贄川さんは顔立ちはすごく美人なのにいつも病んだ表情してるから怖さが上回ってた。
それで鯨木さんにやられてから比較的普通の表情してるの見て、やっぱりこの人美人だなと思った。
鯨木さんの爪罪歌とワイヤー罪歌アニメで見るとカッコイイな。


●28話「血は水よりも濃し」
正臣と六条の喧嘩いいね。
正臣の身軽な動き良かったし、こうやって見るとそこそこ喧嘩強いんだよなぁと思う。
黄巾賊の頭やってるくらいだから喧嘩強い設定だけど、今までまともな喧嘩シーンなかったからかウジウジした性格のせいかそういう印象薄い。
六条の帽子さばき好きだし頑丈さ凄い。
そして、この六条とタイマンはった門田も凄いし一方的にKOした静雄は最強だと思った。
六条の物事をシンプルに捉えて行動するところ好き。
「話をシンプルにしようと思ってな」のところの変顔が妙にツボったw
こことか後々とか踏まえると正臣の後押しに必要なのは六条みたいなタイプだったのかなと思わされる。
罪歌3人組のお茶会、前回の臨也の話踏まえてやっぱり杏里の迷いを何よりも感じてしまう。 狩沢が鯨木さんスカウトしてるときの堕天使巫女服メイドのイメージ画像可愛い。
門田のことで杏里に抱きついて喜んでるの可愛い。
留置場の静雄、寝てたのを起こされて目開けたときの表情カッコよくて好き。
ナチュラルに鉄格子変形させて誰にもツッコまれてないのじわじわくる…
その隙間からひょっこり顔出してる様子がなんだか可愛かった。
取り調べのときもだけど、このあたりは原作だと必死で怒り抑えてるのもあって、静雄にしては冷静な言動目立ってて好き。
アニメではそこのところの内面描写削られてるから時々怒ったような言動みせてるが、比較的落ち着いてるし。
そういえば、静雄が喫煙者という設定は挿絵やアニメでついたものだから本文では喫煙描写ないって噂をネットで見たことあって、十数冊分調べるの面倒で自分では検証したことなかった。
でも読み返したら煙草に火つけたタイミングで爆発起きるの原作まんまで、原作でも喫煙していたんだな。
最後の岸谷親子が矢霧姉弟に鎮静剤打つところ、波江と誠二の寝顔が似てて姉弟だなあとぼんやり思った。
この二人顔立ち整ってると思うけど人格が歪み過ぎて台無し。

あとは追記で。
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PROFILE
華蓮さんのプロフィール
性 別 女性
地 域 沖縄県
職 業 夢追人