話題:フェラ


冬期講習前半戦がそろそろ終わる頃、今度は少し長い時間M田と話す機会があった

その時の俺は、
お前がしてほしいと思うほどの(フェラの)スキルを持ってる女なんて少ないんじゃないの?俺らの年だと、って言ったんだよね

経験豊富そうだった『試してみますかB子』でさえあの程度だったからね、20やそこらの大学生の女に期待する方が間違ってるように思ったのだ

そしたらM田も頷いて静かに「そうだね」と言った

俺は続けて、ナメてもらう時に、こんな感じでやってみて?と教えて練習してみるのもありなんじゃねーの?とも言ったのだが、M田の顔色が冴えない

また病気がぶり返してんじゃないかと心配になった(>_<)

何か他にも悩みあるなら言ってみろよ、と付け足したら、M田のやつがボソボソと話し始めた


その行為だけじゃなくて‥、俺達日曜日毎に会ってるんだけど、朝から晩までずっと一緒に居たがるから、俺は平日に他の用事を済ませなきゃならなくなってる。それとそろそろ勉強も始めなきゃなのに、家にいる時間は暇だと思われて遊びに来ようとするんだ。断ると電話が掛かってきて、その対応に疲れる‥と


よくある悩みだなと思ったと同時に、M田のためだと思って早めにDTを捨てさせてしまったことがここに来て裏目に出てる気がした


女子に多いよね『恋人依存症』

神田が同じ年頃の女子が苦手な理由のひとつでもある

どうして縛ろうとするのかな?

(彼氏を)そんなに信用できないのかね‥

神田も過去には似たような経験をしてるので、M田の辛さが痛いほどわかった


じゃ外側からできる限りやってみるから、Aさんの事はあまり考えないで自分の思う通りやってみそ?それでまた困ったことが起きたらすぐ言えよ、と言うと少しだけM田の顔が明るくなった



俺はAさん対策にB子を呼んで、お前うまく言ってくんない?またナメてやるからさ、って言ったらB子は「わかりました。でもナメてくれなくていいです。あの日大変だったんで」と言いながらちょっと怒ったような顔をした

大変だったとは何だろうと思ったが追及はしなかった

パンツが濡れて困ったなんて言われたらこっちが困るから(笑)




そして年が明けて大阪にいた時に電話が鳴ったんだよな

見るとAさんからだった

はいよ神田です、と出たら電話の向こうで泣きじゃくっている女の声がした

何か必死になって喋ってるのだが、それがムニャムニャムニャムニャとしか聞こえなかったので、よくわからないから文字化して!と言って電話を切りAさんからのメールを待った

暫くすると続けざまに3通のメールが来た

内容を要約すると、急にM田から別れを告げられたこと、浮気されてたかも知れないこと、これからどうしたらいいのか、etc.



東京に戻ってすぐにM田とっちめに行った神田

そしたらM田のやつ、バツが悪いような顔をして「小便する時ティンポが痛いんだよね」と笑いながら言うんだよ

それ膀胱炎じゃないの?と言ったら「ち、違うんだ。ティンポの先から膿のようなものも出るんだ」と、また笑いながら答えたM田


笑い事じゃねーだろ!笑


無理矢理患部を見てやろうかとも思ったが、感染力の強い病気だと困るからやめといた

そうなった原因をM田に尋ねると「年末にね、山梨とピンサロに行ったんだ」と明るく言うのさ

ここでピンときちゃった神田

クラミジアだな?と言うとM田は「多分」と答えた






またしてもつづく